マツタケ
科名:キシメジ科
地方名:―
学名:Tricholoma matsutake

松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)
環境省カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:小林 真吾
撮影者:
- 種の特徴
- アカマツ林の地上に発生する菌根菌。子実体の傘の直径は8~ 20㎝、表面は淡い黄褐色から栗褐色の繊維状のささくれに覆われる。幼菌は縁部が内側に巻いて柄の上部と綿毛状の被膜が連なり、生長したものは放射状に裂けて、白い肉を現す。肉は独特の芳しい香りがある。
- 分布市内
- 市東部・南部。
- 分布市外
- 日本各地、朝鮮半島・台湾島・中国大陸。
- 生息状況
- かつては身近な松林で発生していたが、管理放棄および遷移進行のため、発生に適した環境が失われた。
- 減少の要因
- アカマツ林の減少、森林の管理放棄、森林環境の変化(土壌の富栄養化)、未成熟菌の採取。
- 特記事項
- 本種をはじめマツ林を生育地とする菌類は全県的に減少傾向にあり、絶滅リスクは増大している。