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日本人の父、ポーランド人の母の間に生まれた姉妹で、幼い頃から両親とともに世界52か国をまわり、グローバルスタンダードな感性を養っている。松山市在住。2002年、「TORANOKO Performig Arts Company(トラノコ パフォーミング アーツ カンパニー)」を立ち上げ、舞台、映画、エキシビジョンなど、子どもたちを主体とした何色にも染まらない独特で幅広い芸術活動を行っている。舞台製作では、主に姉ユリア氏(写真右)は監督、演出、脚本、ヘアー&メイクアップ、妹エリカ氏(写真左)は写真、振付、衣裳、撮影を担当している。
TORANOKO Performig Arts Company
愛媛県松山市余戸中2-7-5
□ TEL 090-8287-4210
□ MAIL toranoko512@gmail.com
□ URL http://www.toranokoperformingartscompany.com
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Q まずはお二人の仕事の内容を教えていただけますか?
松下ユリアさん(以下、ユリア)
「Performing Arts(パフォーミング アーツ)」という名前は日本では聞きなれませんが、ヨーロッパでは良く使われています。身体を使った芸術表現がパフォーミングアートで、音楽、踊り、演技、アクロバットも含まれると思いますが、身体を使った表現のことをひっくるめてそう言います。 現在、「TORANOKO Performig Arts Company(トラノコ パフォーミング アーツ カンパニー)」(以下、「トラノコ」)を立ち上げて運営していますが、子どもたちをメインに、アート、歌、クラシックバレエを基礎とした踊り、コンテンポラリーダンス、モダンダンス、演技のレッスンをお稽古として行っています。実際にアーティストとして舞台に立って活躍したい子どもたちを育て、作品づくりをしています。
松下エリカさん(以下、エリカ)
補足すると、表現力、踊りの指導は二人で行っていますが、歌の指導にも力を入れています。あと、日本ではあまり知られていませんが、「バー・アスティエ(※)」の資格を取りまして、子どもたちや一般の人たちに、この「バー・アスティエ」を伝えていけるようなレッスンをしています。

※バー・アスティエ・・・年齢・性別・キャリアを問わず、すべての人に有効であるという理念のもと、充分な解剖学に基づき緻密に構成されたエクササイズであり、単なるストレッチにとどまらず、人間の本来持つ身体の可能性を蘇らせ、発展していく特徴がある。また、身体のバランス・筋力・柔軟性を向上させながら、心身の一番良い状態を発見することができる。(NPO法人バー・アスティエ協会HPより)

Q お二人は姉妹でご活動されていますが、お二人の中で役割分担のようなものはありますか?
ユリア
私は主に演出、脚本、ヘアー&メイクアップの担当をしています。もともとロンドンでヘアー&メイクアップの勉強をしていました。映画や舞台のプロのメイクアップアーティストになるために3年勉強して、活動できる資格を持っていますが、それだけでは物足りず、総合芸術の世界を目指しています。あと、踊りの指導、子どもや大人のアートのクラスを受け持っています。演技の指導は二人で行っています。
エリカ
私は主に舞台衣装のデザインから制作までの全てを担当しています。頭の上から下までといった感じに。(取材場所に飾られてある衣裳を指し)全部手作り・・・という言い方はあまり好きではありませんが、生徒一人一人のサイズに合わせて、パターンメイキングから縫う所まで私が行っています。衣装については、デザイン、製作を他の現場でも行っています。あと、舞台製作では、写真撮影、動画制作も行っていて、演技指導と振り付け、歌の指導、さらにはミュージシャンとのやり取りも担当しています。

Q お二人が一人何役もこなされているのですね。
ユリア
こうしようと話したわけではありませんが、自然とこうなりました。
エリカ
テクニシャン的要素の部分、例えばミュージシャン、音響、照明は他のアーティストにもお願いしています。チームを組んでいるので、東京や愛媛の方や、自分たちと同世代でトップクラスで頑張っている方々の才能を分かち合って、さらにいい作品を作っていくということで、今素晴らしいチームができています。

Q 今のお仕事をされようと思ったきっかけはありますか?
ユリア
もともと私たちがクラシックバレエを幼稚園から習っていたので、踊りも好きだし、舞台に立ちたいという夢もあったのですが、バレエの世界では無理なのかなあと思って。それで、ポーランドに行ったとき、オペラ座でバレエやオペラ、演劇を見たりするたびに、自分が立つ側でなくても、いつか舞台に関わる仕事がしたいなあとぼんやり思っていました。高校を卒業して、ロンドンのLondon College of Fashion(カレッジ オブ ファッション)でヘアー&メイクの勉強を3年しました。そこはアート系の学校だったので、アートをベースとしたファッションを学んだのですが、学ぶうちに私はファッションよりアートの方が根本的に好きだなと。さらにもっと大きなことをするのなら総合芸術しかないと思いました。 エリカが芸術系の勉強を終えた後、舞台か映画の作品を遊びで作ってみようということになって。舞台だとたくさんの人と制作費がいるので難しいけど、映画だとカメラがあれば何とかなるよねということで、自主製作映画を撮り始めたのがきっかけです。
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松下ユリアさん
エリカ
岩井俊二監督の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』という作品がありまして、その撮影方法が自然というか、例えば光の取り入れ方を見ると、こんな映画ありなんだと思わせるようなびっくりさせられた映画でした。映画を撮ろうと言い始めた時、二人でこの作品を見て、ハリウッドのような映画は無理だけど、こういう自然な感じの撮影と演技方法だとできるかもね、ということで始めました。
ユリア
浅はかですが(笑)。
エリカ
それがきっかけです。舞台だと準備が難しいし、やったことないというのもありますし、映画だとカメラと編集機材があればなんとかなるよね、やってみれば何とかなるよ、時間かけても大丈夫だよって。
ユリア
当時、岩井俊二監督の作品が邦画を救ったと言われていますが、邦画の低迷期に新しいスタイルの映画として出始めたので、それに出会えたのは幸せだと思います。

Q 今お仕事はどのような流れで引き受けられているのですか?
ユリア
直感(笑)。いつもエリカがどこからか仕事を取ってきて、それを私が(直感で)引き受けるか、引き受けないかを決めます。

Q そこもうまく役割分担されているのですね。
エリカ
私は比較的「いいですよ」と引き受けますが、実際ユリアの方に話してこの企画は無理でしょうとか、やれるけどこの予算じゃ無理だとか、これは面白そうだから何としてでも出ようよ、という感じで決めてもらいます。色々やり方はありますが、最終判断はユリアが行い、断るのはマネージャー、という流れです。トラノコを立ち上げて12年になるのですが、作品が駆け出しの頃は、いいものを見せられているのか、自分たちの「総合芸術」という分野が果たして愛媛で受け入れられるのか、と不安も多く感じていました。東京に出て、海外に出てという道筋がまだ見つけることができない、というかやりたくてもできないという状況でしたので、最初は頭を下げてお願いばかりしていました。多くの人の協力があってこそ今があるのですが、この3年ぐらい、最近ですね、お仕事をいただけるようになったのは。また、最近はミュージシャンの方々からもコラボしたいとオファーもいただいています。
ユリア
(出演を)決めるのは依頼してくる方の情熱でしょうか。その情熱に負けてしまうこともあります。

Q お仕事をいただけるようになったのは最近ということですが、どの作品がきっかけでということはありますか?
エリカ
4年前にポーランドの芸術祭で公演した『残夢』でしょうか。
ユリア
ポーランドのドキュメンタリーの監督と知り合いになって、トラノコのお稽古を見てこれは素晴らしい、是非ポーランドでやってほしいと。
エリカ
でも、行くか行かないかを1週間で決めないといけなかったり、自分たちは行けるけど、生徒をどうしようかと。家庭の事情もあるし。3回断ったのですが、どうしてもお願いします、舞台は整っていますと言われまして。結局もう行くしかない、行ける生徒だけでも連れて行こうということになって。

Q 情熱に負けたのですね。
二人
そうですね。

Q ポーランドでの公演は毎年されているのですか?
エリカ
公演の話は毎年いただいています。ただ旅費の問題がありまして…。昨年10月に行ったときは、毎年行われているジャパンウィークに参加しました。日本文化を紹介するイベントなのですが、昨年はポーランドで、しかも母の生まれ故郷であるポズナニ市で行われました。公演は私たちの夢の舞台であるオペラ座でということで、こんなチャンスはないと思いました。
ユリア
生徒のご家族の方にも相談して、このようなチャンスは一生に一度あるかないかわからないので行きませんかというと、皆さん二つ返事でOK。当時のメンバー全員でポーランドに行けました。生徒にとっても良い経験になりまして、ポーランドから帰りたくないと言っていました。
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松下エリカさん
エリカ
生徒は滞在中、私たちの親戚の家にホームステイしました。感じたのは、ポーランドという土地が生徒と合っているということ。生徒は、私たちの感性が埋め込まれて育ってきているので、日本人、外国人関係なく、言葉は分からないけど、普通に遊んだりすることができていました。生徒の感性とポーランドの環境が本当にマッチしていると感じました。
ユリア
これをきっかけに、去年の年末、南海放送でドキュメント番組を制作してもらいました。これでかなり私たちの愛媛での環境や待遇も変わりました。4年前のポーランドでの公演のおかげもあり、ポズナニ市ではトラノコが有名なのですが、去年のポーランド滞在中、せっかく来ていただいているのでファッションショーをやってほしいと言われました。衣裳もたくさん持ってきていることもあり、短い時間で演出や映像とのコラボを考え、リハーサルをして。
エリカ
(舞台作品『踊りたいけど踊れない』『思い出盗まれた』の原作である)寺山修司さんが40年前にポズナニで作品を発表されまして、当時は話題となったこともあり、ポズナニ市では寺山修司ファンが多いです。

Q ポーランド公演でのお客さんの反応はどうでしたか?
ユリア
すごく良かったです。拍手が鳴りやまなかったです。
エリカ
ポーランドの公演で、パリ在住のポーランド人ピアニストのマグダレナ・ズックさんとコラボさせてもらったのですが、私たちの作品にはまっていただいて。演奏後、コラボさせてもらえて本当にありがとうと言われ、来年も私たちの作品に参加していただけることになりました。

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Q 作品づくりにあたり、こだわっていることや気にかけていることはありますか?
ユリア
子どもを主体にしているという所がトラノコの持ち味だと思っています。女の子が多いのですが、彼女たちの成長する過程で起こる精神的な変化、子どもだけが持つ創造力、成長期にあるもやもやしたもの等、誰にでも経験があると思いますが、大人になっても忘れないような限られた20歳までの時間、それを表現しています。また、子どもだからといって発表会みたいに「かわいいね」ではなく、どこの舞台に立っても恥ずかしくないように育てたいと思っています。トラノコという一つのグループとして成り立つように心がけて。
エリカ
生徒みんなと、作品について、物語に沿って、その世界観の中で話し合いをしています。生徒の中でも理解度がそれぞれ違いますが、創造を膨らませて、その世界観をコラージュで表現してもらって、実際の物語について「なぜこうなのか」と一緒に話し合います。私はこう思う、そう思う、じゃあこういうことかな、といった感じで。また、寺山修司さんはどんな人なのか、という所からも話し合い、リサーチしたことを発表してもらうようにしています。作品の世界観や表現の仕方、作品の内容を理解した上で表現するようにしているので、生徒はただ演じているのではなく、役者として、その主人公として演じています。

Q 今後も子どもたちを主体とした作品を作られていくのですか?
ユリア
そうですね。私たちの表現したいことがそうですので。大人を使った作品は世の中にあふれていますし。寺山修司さんの作品を使っている戯曲作品は多くありますが、私たちは他とは違う表現をしたいと思います。今は寺山修司さんの作品が多いですが、子どもと一緒に、どこもやっていないような作品を作っていきたいです。

Q ご活動は松山市でトラノコでのレッスンをされて、公演はポーランドや、伊予市中山町のフラワーハウスでもされていますね。やはり愛媛県が活動拠点なのですか?
エリカ
そうです。レッスンには、松山市だけではなく、伊予市、宇和、大洲から通う生徒もいます。

Q 首都圏での公演はありますか?
ユリア
3年前ありました。初めて寺山修司さんの作品『踊りたいけど踊れない』を発表したのが東京の高円寺です。一度は東京でやってみたいということもありまして。
エリカ
その1週間後に、世界的にも有名な造形作家のgaju(ガジュ)さんとコラボさせていただきました。更にその1週間後にガジュさんのインスタレーションのエキシビションがありまして、その中のスペースでトラノコのパフォーマンスをしてほしいと言われました。マスク作りをされるアーティストのししさんを加えたコラボでパフォーマンスを行い、それがとても面白かったのと、情熱的なお客さんはどこにでもいるのだと思いました。ただ、東京で公演したことがきっかけでアーティストの方々と出会うことができ、そこからお仕事に繋がっていると思っています。東京で作品を見せることができたということはプラスになりました。

Q 生徒の方々への指導に尽力されていますが、指導者という立場で気を付けられていることはありますか?
エリカ
マナー。人としてのマナーです。あと、生徒と良く会話をすることです。みんなと話すことによってみんなが考えていることを共有するようにしています。また、できるだけレッスンは楽しくしようと心掛けています。楽しさの中に厳しさがあるのは良いですが、いつも厳しいとレッスンに行くのが怖くなりますし。レッスンの中でも会話を楽しみ、良くない点があればなぜ良くないのかということを、具体的に生徒が分かるよう言葉で伝えます。良くない点はこう改善したら良くなるよと説明して納得してもらえるように指導しています。
ユリア
他の生徒と比べないようにし、前回のレッスンからどう成長したかよく見て伝えます。始めた時期も生徒それぞれ違いますし、同時に始めた生徒でも成長度はそれぞれ違いますので。良いところは褒めて、こうレッスンすればあなたもこうなれるよと伝えます。子ども扱いはせず、特に作品づくりの時は対等な人間として見て、子どもだからできないでしょとは言いません。舞台に上がれば関係ない、舞台に上がればみんな同じ、と指導しています。あとは、レッスン中はずっとしゃべり続けています。名前を呼んで、○○さんこうだよ、ああだよと話しかけるようにしています。

Q 生徒の方々にはどういう道に進んでほしいですか?
エリカ
生徒はこういった総合芸術という中に生きています。表現力は素晴らしいですし、それを活かした仕事についてほしいと思います。もしくは、今生徒はプロの照明、音響、カメラマン等、素晴らしい人との関わり合いがありますので、そのめぐり合わせで少しでも芸術に携わるような仕事に進んでほしいと思います。女優やダンサーになってほしいという考えはありません。演じるのが好きで大人になっても続けるのならば、私たちの作品に出てほしいです。でも、生徒はこれから色々なものを見ていくだろうし、成長して羽ばたいていくぐらいのセンスのある生徒だと思っていますので、その中でいい人脈を作ってほしいです。
ユリア
私たちの総合芸術は、お客さんの心を豊かにしたり、日常を忘れることができると思っています。またリラックス、懐かしい気持ちになる作用もあると思っていますので、生徒には芸術を通して人の役に立てれる人になれば良いと思っています。

Q 「文化庁メディア芸術祭松山展」でのメディアパフォーマンスを振り返ってみていかがですか?
ユリア
披露させていただいたのは東京の高円寺で公演した『踊りたいけど踊れない』を短くしたものです。最初は美術館のスペースでできるかなと思っていましたが、すごく良かったのは、世界や日本の一流のアーティストの作品に囲まれた環境で、私たちも生徒も一流なんだという意識が持てたことです。また、子どもから年配の方までこれまでと違う客層でしたが、立見でぎゅうぎゅうになるほどたくさんのお客さんに来ていただきました。公演後も拍手が鳴りやまなくて、とても嬉しかったです。
エリカ
出演した生徒の小学校3年生の友達が来ていて、「何か分からないけど感動して涙が出てきた。」と言って帰っていきました。そんな小さい子でも物語が伝わるんだと思ったら嬉しくなりました。練習していた環境とは違ったのですが、生徒にとっては、会場の広さやお客さんとの距離は関係なかったと思います。舞台で自分たちの演技を精一杯することができればそれで良いと思える生徒です。生徒もすごく楽しんでいました。
ユリア
今回はトラノコ初の写真撮影OKということもあり、写真を撮りまくっている方がいました。
エリカ
生徒は、その様が面白かったとか、撮りまくられると若干緊張するよねと言っていました(笑)。私は音響等をしていまして、お客さんも見えるし、生徒たちも見える位置にいました。お客さんの反応を見るのが怖かったのですが、ちらっと見ると、皆さん食い入るように見ていました。特に子どもたちがそうで、釘付けになってどこを見ているのかは子どもたちにしか分かりませんが、「見たい」という意識になるような作品に今回もなったのだなあと思い、それが嬉しかったです。また、今回のように映像と演技のコラボとして、映像と演技を一緒に動かし、コントラストを付けるという手法を初めて使いました。実際は下を向いて表現しているので表情は見えないのに、映像ではその子の表情が見えるといった具合に。そういう映像作りが楽しかったです。今後はもっと面白い表現ができるのではないかと思います。自分たちの作品の更なる可能性を見つけ出せたと感じました。

Q トラノコの作品を初めて見て、感じてもらった方も多いし、お二人にとっても今後のステップアップにつがなったとういことですね。
二人
そうですね。
エリカ
ツイッターで感想を書いてくれたり、私たちの知らないところで情報発信してもらっていたことも嬉しかったです。公演後、年配の女性がいらっしゃって、「こんなに素晴らしい作品を松山で見られるなんて。こういうのは東京に行っても見られないですのよ。」と言ってくださいました。その方は、東京までわざわざ歌舞伎、舞台を見に行くような方で、30分間立ち見で見てくださいました。

Q 今後チャレンジしたいことはありますか?
エリカ
山ほどありますが、今一番の目標は、自分たちが撮りたいと思っている映画を撮ることです。あとヨーロッパツアーです。生徒を連れて、大きい会場や小さい会場を転々と回りたいです。ヨーロッパは情熱的な人が多いですし。
ユリア
今の話につながるのですが、映画を撮って、海外の賞をもらって、レッドカーペットを歩きたいです。寺山修司さんの作品をもっとやりたいですし、作った作品を映画化したいです。身近な目標としては、青森県に寺山修司記念館があり、毎年行われる「寺山修司演劇祭」で公演することです。

Q それでは最後に、「コンテンツイエローページ松山」Webサイトをご覧になっている方々へメッセージをお願いします。
ユリア
話だけでは伝わらない部分がとても多いので、是非、一度私たちの作品を生で見に来ていただければと思います。見られたことがない方は特に。
エリカ
私たちの『残夢』という作品は、人が芸術を通して何か感じてもらえるものを作ってほしいという伊予市からの依頼もあり、6年前から毎年公演してきたものです。これからも、愛媛がもっと芸術に興味を持ってもらえるように、いい作品をみんなが共有できるような環境になればと思っています。また、芸術を通して、子どもたちが子どもたちに夢を与えたり、私たちの芸術で見ている人の心が少しでも温かくなり、松山の芸術を知ってもらえるチャンスになればと思っています。文章だけでは分からないと思いますので、是非、公演を見に来ていただければと思います。

YURIA&ERIKA MATSUSHITA WORKS
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2013年 「ジャパンウィーク」(ポーランド) オペラ座/ポーランド 『思い出盗まれた』原作:寺山修司
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2014年 文化庁メディア芸術祭松山展“MOVE” メディアパフォーマンス 『踊りたいけど踊れない』原作:寺山修司 2007年~2014年 「IYO International Art Festival」体験型舞台『残夢』 なかやまフラワーハウス