太陽光発電 遠隔監視システムの導入を推進しています
更新日:2021年9月14日
本市は、エネルギーを「創る」「貯める」「賢く使う」スマートシティを目指して、中島で実証事業を行っています。
エネルギーを「創る」太陽光発電システムを、安全に、効果的に活用するため、中島総合文化センターに太陽光発電遠隔監視システムを導入しています。
太陽光発電遠隔監視システムとは?
太陽光発電遠隔監視システムは、離れた場所にある太陽光発電システムの発電量や日射量などを、いつでもスマートフォンやパソコンから確認できるシステムです。
性能によって、「発電所ごと」「パワコン(太陽光パネルで発電した電気を家庭で使えるように変換する装置)ごと」などの単位で、随時データを収集し、グラフや表などの見やすい形で確認できます。
また、クラウドサービスを活用するため、過去の膨大な情報の記録・保存も可能です。
こうしたデータを元に、発電量の低下やトラブルを検知した場合、メールなどで通知が来る機能を備えることもできます。
遠隔監視システムを導入すると?
現地に行って確認する手間を省ける
農地や山林など遠隔地に太陽光発電システムを設置している場合でも、現地に行くことなく太陽光発電システムの状況等を把握することができます。
故障やトラブルを早期発見し、細かな異変にも気付ける
リアルタイムで発電量を確認できるため、何か異常があればすぐに気付くことができます。
太陽光発電の異常は徐々に発電量が減っていくものや、機器の見た目では分からないものも多いため、こうしたデータ化は異常の早期発見に有効です。
売電収益の損失を減らすことができる
太陽光発電システムは長く運用していくものであるため、トラブルに早期対応することで、安定的な発電を可能にし、予期しない売電収益の損失を減らすことができます。
松山市の導入事例~中島総合文化センター~
エネルギーを「創る」「貯める」「賢く使う」まちの実現を目指し、50kWの太陽光発電システムを設置している中島総合文化センター(建築面積約3,580平方メートル、地下1階地上2階建)に遠隔監視システムを導入しました。
- 日ごと、時間ごとはもちろん、分刻みでの発電量も分かります。
- 機器の劣化や、故障などの異常があればすぐに気付くことができます
市民向け啓発画面
太陽光で発電した電気を電気自動車の走行距離に置き換えて、松山市内の地図上に表示するなど、地産地消の太陽エネルギーの力をわかりやすく、身近に感じてもらう画面を設置しています。
年間発電実績(設置規模50kW 合計)
平成30年度 46,106kWh
令和1年度 39,017kWh
令和2年度 38,042kWh
遠隔監視システムの導入検討を!
より安全で効率的な運転を実現するために、太陽光発電システムの導入の際には遠隔監視システムをぜひご検討ください。
