マイクロチップについて
更新日:2022年1月27日
マイクロチップについてご存じですか?
突然の迷子、災害、盗難、事故…ペットは住所も名前もいえません。
そんなとき、マイクロチップは確実な身元証明になります。
マイクロチップとは
- マイクロチップは、直径2mm、長さ約8から12mmの円筒形の電子標識器具で、内部はIC、コンデンサ、電極コイルからなり、外側は生体適合ガラスで覆われています。
- それぞれのチップには、世界で唯一の15桁の数字(番号)が記録されており、この番号を専用のリーダー(読取器)で読み取ることができます。
- 動物の安全で確実な個体識別(身元証明)の方法として、ヨーロッパやアメリカをはじめ、世界中で広く使われています。
- わが国でも、近年犬やねこなどのペットを中心として利用者が急増しています。
主な特徴
- 一度体内に埋込むと、脱落したり、消失することはほとんどなく、データが書きかえられることもないため確実な証明になります。
- リーダーから発信される電波を利用して、データ電波を発信するため、電池が不要で、半永久的に使用できます。
- 過度な痛みや負担を与えないので、ほ乳類、鳥類、は虫類(カメ・ヘビなど)、両生類(カエルなど)、魚類など、ほとんどの動物に使用できます。
- これまで、故障や外部からの衝撃による破損の報告はありません。
マイクロチップのメリット
迷子や地震などの災害、盗難や事故などによって、飼い主と離ればなれになっても、マイクロチップの番号をリーダーで読み取り、データベースに登録された情報と照合することで、飼い主のもとに戻ってくる可能性が高くなります。
マイクロチップの埋込み方法
- 通常の注射より少し太い専用のインジェクター(チップ注入器)を使って体内に注入します。正常な状態であれば体内で移動することはほとんどありません。
- 注入方法は、一般的な皮下注射とほとんど変わりません。
- 埋込み場所は、動物の種類によって異なりますが、犬やねこの場合では、背側頚部(首の後ろ)皮下が一般的です。
- 犬は生後2週齢、ねこは生後4週齢頃から埋込みができるといわれています。
- マイクロチップの埋込みは、獣医療行為にあたるため、必ず獣医師が行います。詳しくは、お近くの動物病院にご相談ください。
マイクロチップを装着したら、登録手続きを忘れずに!
- マイクロチップを装着しただけでは、保護されて番号が読み取られても飼い主の情報は分かりません。
- 装着したら、必ず登録機関にマイクロチップ番号や連絡先などの登録手続きを行ってください。
- 引っ越しなどで、住所や連絡先の変更があった場合には、必ず変更手続きを行ってください。
まずは迷子にならない工夫を!
- 首輪やハーネスは緩んでないですか?ペットが家の敷地から抜け出さないようにしていますか?
雷や花火の音に驚いて急に逃げてしまうこともあります。首輪や鎖は定期的に点検しましょう。
- 名札や鑑札を着けていますか?ペットは迷子になっても話をすることができませんので、首輪に犬鑑札や迷子札を着用しましょう。
マイクロチップの義務化等について
【令和4年6月1日から】犬猫に装着するマイクロチップの義務化等について
動物の愛護及び管理に関する法律の改正により、令和4年6月1日から、犬猫に装着するマイクロチップが義務化されます。
詳細はこちらのリンク先をご確認ください。
ペットの迷子対策について
ペットの迷子対策についてはこちらもご覧ください。
お問い合わせ
生活衛生課
〒790-0813 愛媛県松山市萱町六丁目30-5 松山市保健所1階
電話:089-911-1863
