【令和5年度以前】新型コロナ予防接種(効果、副反応・健康被害救済制度)
更新日:2024年8月1日
「効果」と「安全性」
- 令和5年9月20日以降(令和5年秋開始接種など)に、使用している[オミクロン株(XBB.1.5)対応の1価ワクチン]の「効果」と「安全性」
- 令和5年9月19日以前(令和5年春・令和4年秋開始接種など)に、使用していた[オミクロン株対応の2価ワクチン]の「効果」と「安全性」
- 4回目接種の「効果」と「安全性」
- 3回目接種の「効果」と「安全性」
- 12歳以上の1・2回目接種(従来株)の「効果」と「安全性」
- 小児(5歳から11歳)の従来株の「効果」と「安全性」
- 乳幼児(生後6カ月から4歳)の従来株の「効果」と「安全性」
令和5年9月20日以降(令和5年秋開始接種など)に、使用している[オミクロン株(XBB.1.5)対応の1価ワクチン]の「効果」と「安全性」
効果
(厚労省HP 「接種のお知らせ」のリーフレットより)
厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A」より
- オミクロン株対応1価ワクチンの接種にはどのような効果がありますか?
オミクロン株対応1価ワクチンの接種により、現在の流行株であるオミクロンXBB系統に対して、これまでのオミクロン株対応2価ワクチンよりも高い中和抗体価を誘導することが報告されており、重症化予防効果はもとより発症予防効果の向上が期待されています。
(詳細は、厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A」の「オミクロン株対応1価ワクチンの接種にはどのような効果がありますか。」(外部サイト)をご参照ください。)
- オミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)は、EG.5.1系統に対して効果がありますか?
EG.5.1系統とXBB.1系統の違いはわずかであり、有効性が期待できると考えられます。
(詳細は、厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A」の「オミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)は、EG.5.1系統に対して効果がありますか。」(外部サイト)をご参照ください。)
- 小児(5~11歳)の接種では、どのような効果がありますか?
ファイザー社のワクチンは、5~11歳の小児においても、現在の流行株であるオミクロンXBB系統に対して、中和抗体価の上昇が確認され、重症化予防はもとより発症予防効果も期待されています。モデルナ社のワクチンも6~11歳の小児において、同様の効果が期待されています。
(詳細は、厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A」の「小児(5~11歳)の接種では、どのような効果がありますか。」(外部サイト)をご参照ください。)
- 乳幼児(生後6か月~4歳)の接種では、どのような効果がありますか?
ファイザー社のオミクロン株対応1価ワクチンは、生後6か月~4歳の乳幼児においても、現在の流行株であるオミクロンXBB系統に対して、中和抗体価の上昇が確認され、重症化予防効果はもとより発症予防効果の向上が期待されています。
(詳細は、厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A」の「乳幼児(生後6か月~4歳)の接種では、どのような効果がありますか。」(外部サイト)をご参照ください。)
安全性
(厚労省HP 「接種のお知らせ」のリーフレットより)
厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A」より
- オミクロン株対応1価ワクチンにはどのような副反応がありますか?
安全性は既承認の製剤と同様であり、主な副反応として、注射した部分の痛み、頭痛、疲労、発熱等がありますが、現時点で重大な懸念は認められないとされています。
(詳細は、厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A」の「オミクロン株対応1価ワクチンにはどのような副反応がありますか。」(外部サイト)をご参照ください。)
- 小児(5~11歳)の接種にはどのような副反応がありますか?
安全性は既承認の製剤と同様であり、接種部位の痛みや倦怠感、頭痛、発熱等、様々な症状が確認されていますが、ほとんどが軽度又は中等度であり回復していることなど、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められていないと判断されています。
(詳細は、厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A」の「小児(5~11歳)の接種にはどのような副反応がありますか。」(外部サイト)をご参照ください。)
- 乳幼児(生後6か月~4歳)の接種にはどのような副反応がありますか?
安全性は既承認の製剤と同様であり、接種部位の痛みや疲労、発熱、頭痛等、様々な症状が確認されていますが、ほとんどが軽度または中等度であり回復していることなど、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められていないと判断されています。
(詳細は、厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A」の「乳幼児(生後6か月~4歳)の接種にはどのような副反応がありますか。」(外部サイト)をご参照ください。)
令和5年9月19日以前(令和5年春・令和4年秋開始接種など)に、使用していた[オミクロン株対応の2価ワクチン]の「効果」と「安全性」
効果
(厚労省HP 「接種のお知らせ」のリーフレットより)
安全性
(厚労省HP 「接種のお知らせ」のリーフレットより)
4回目接種の「効果」と「安全性」
効果
(厚労省HP 「接種のお知らせ」のリーフレットより)
海外の研究では、3回目接種から4カ月以上経過した60歳以上の方にファイザー社ワクチンを4回目接種した場合、オミクロン株流行期において、接種後6週間経過しても重症化予防効果が低下せず維持されていたと報告されています。
安全性
(厚労省HP 「接種のお知らせ」のリーフレットより)
海外の研究では、4回目接種後21日目までにおいて、重大な副反応は認めなかったと報告されています。
報告割合 | 「ファイザー社」または「モデルナ社」 |
---|---|
50%以上 | 疼痛78.8% |
10%から50% | 倦怠感33.2%、筋肉痛24.5%、頭痛21.5%、硬結・腫脹12.0% |
1%から10% | 関節痛8.4%、37.5度以上の発熱6.6%、リンパ節腫瘍4.7%、紅斑・発赤8.0%、知覚障害1.5%、アレルギー反応1.0% |
(参考) 4回目接種の「効果」
感染・発症・入院・重症化・死亡予防効果(オミクロン株流行期におけるデータ)
(厚労省HP 「新型コロナワクチンQ&A」、「新型コロナワクチンの4回目接種の有効性、安全性等(第32回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料より抜粋)」より)
- 研究や報告(ファイザー社のワクチン)
イスラエル最大の保険組織Clalit Health Services に加入しており、研究開始時点でファイザー社のワクチンを3回接種完了してから4カ月以上経過した、新型コロナ感染の既往のない60歳以上の者を同組織のデータベースから抽出。オミクロン株流行期の2022年1月3日から2月18日の間にファイザー社のワクチンによる4回目接種をした者(4回接種群)と、接種していない者(3回接種対照群)を1:1でマッチングし、感染、発症、入院、重症化、死亡予防効果を評価した後ろ向きコホート研究。
- 効果(オミクロン株流行期におけるデータ)
3回接種対照群と比較したファイザー社のワクチン4回目接種から7日後から30日後の有効性は以下のとおり。
・感染予防効果 : 45%
・発症予防効果 : 55%
・入院予防効果 : 68%
・重症化予防効果: 62%
・死亡予防効果 : 74%
3回目接種の「効果」と「安全性」
効果
(厚労省HP 「接種のお知らせ」のリーフレットより)
- 1・2回目接種後、ワクチンの効果は時間の経過とともに低下していきますが、同じワクチンを用いている18歳以上では、3回目の接種を行うことにより、オミクロン株に対する発症予防効果や入院予防効果が回復すると報告されています。
- 16歳から17歳の場合では、オミクロン株流行期において、ワクチンの2回目接種後(14日から149日経過後)は、新型コロナ感染症の様な症状のための救急外来の受診を34%減少させ、ワクチンの3回目接種後(7日以上経過後)は、同様の救急外来の受診を81%減少させる効果があったと報告されています。
安全性
(厚労省HP 「接種のお知らせ」のリーフレットより)
ファイザー社及びモデルナ社のワクチンの薬事承認において、3回目の接種後7日以内の副反応は、1・2回目の接種後のものと比べると、どちらのワクチンにおいても、一部の症状の出現率に差があるものの、おおむね1・2回目と同様の症状が見られました。
発現割合 | ファイザー社 (2回目→3回目接種後の症状) |
モデルナ社 (2回目→3回目接種後の症状) |
---|---|---|
50% |
疼痛(78.3→83.0%)、 |
疼痛(88.3→83.8%)、 |
10% |
頭痛(54.0→48.4%)、 |
筋肉痛(58.1→49.1%)、 |
1% |
38度以上の発熱(16.4→8.7%)、 |
38度以上の発熱(15.5→6.6%)、 |
(注)対象/人数:ファイザー2回目 16歳から55歳/2,682人、ファイザー3回目 18歳から55歳/289人、モデルナ2回目 18歳以上/14,691人、モデルナ3回目 18歳以上/167人
(注)モデルナ社のワクチンは、1・2回目は100μg、3回目は50μg接種している。
(※)ファイザー社のワクチンのリンパ節症は、接種後1カ月以内のデータを記載。
報告割合 | 接種後の症状(2回目→3回目接種後の症状) |
---|---|
50%以上 | 疼痛(76.0→80.0%)、疲労(58.7→58.5%)、頭痛(56.0→55.9%) |
10%から50% | 筋肉痛(40.9→46.2%)、発熱(38.3→35.5%)、悪寒(27.8→32.6%)、 |
1%から10% | 腹痛(9.3→8.5%)、そう痒(7.3→7.4%)、下痢(4.5→3.5%)、 |
(※)登録数:3,418例(うち12歳から15歳:1,952例、16歳から17歳:1,466例)、報告期間:2021年12月9日から2022年2月20日
米国では、12歳から17歳に対する3回目の接種後7日以内の副反応は、2回目の接種後と同様の症状が、同じ程度かやや高い頻度で現れると報告されています。
ごくまれですが、心筋炎を発症した例が報告されています。
米国では、3回目接種後の方が2回目接種後よりも心筋炎の報告頻度は低いとされています。
ワクチンを受けた後、数日以内に、胸の痛み、動悸、息切れ、むくみなどの症状がみられた場合は、速やかに医療機関を受診して、ワクチンを受けたことを伝えてください。なお、心筋炎と診断された場合は、一般的には入院が必要となりますが、多くは安静によって自然回復します。
報告割合 | 3回目接種後 |
---|---|
50%以上 | 圧痛81.4%、疲労63.3%、疼痛54.6%、筋肉痛51.0% |
10%から50% | 倦怠感46.9%、頭痛45.9%、関節痛28.6%、発熱17.3%、 |
1%から10% |
(注)対象:3回目接種後97人
(参考) 3回目接種の「効果」
(厚労省HP 新型コロナワクチンQ&Aより)
感染予防効果(オミクロン株におけるデータ)
- ワクチンの種類
モデルナ社のワクチン - 研究や報告
米国で実施された研究(18歳以上が対象) - 効果
2回目接種後14~90日後には「44%」であったところ、その後経時的に効果が低下していくことが確認されています。
ここで、3回目接種により接種から14日から60日後には「71.6%」、61日後以降には「47.4%」となり、感染予防効果が一時的に回復することが示唆されています。
発症予防効果(オミクロン株におけるデータ)
発症予防効果(その1)
- ワクチンの種類
ファイザー社のワクチン及びモデルナ社のワクチン - 研究や報告
英国健康安全保障庁(UKHSA)の報告(2022年4月21日時点) - 効果
2回目接種から2~4週間後は「65~70%」であったところ、25週間後までには「15%程度」に低下することが示されています。
ここで、3回目接種により、その2~4週間後には発症予防効果が「60~75%程度」に高まり、一時的に効果が回復することが示唆されています。ただし、20週後以降はその効果がほぼ見られなくなるまで低下したというデータもあり、効果の持続期間については、引き続き情報を収集していく必要があります。
発症予防効果(その2)
- ワクチンの種類
ファイザー社のワクチン及びモデルナ社のワクチン - 研究や報告
米国で実施された調査結果
- 効果
- ファイザー社のワクチン
ファイザー社のワクチンを用いた3回目接種の発症予防効果は、「約65%」であったと報告されています。 - モデルナ社のワクチン
モデルナ社のワクチンを用いた3回目接種の発症予防効果は、「約69%」であったと報告されています。
入院予防効果(オミクロン株におけるデータ)
入院予防効果(その1)
- ワクチンの種類
ワクチンの種類ごとに解析されていない - 研究や報告
英国健康安全保障庁(UKHSA)の報告 - 効果
3回目接種から105日以降では、18~64歳で「67.4~75.9%」、65歳以上で「85.3~86.8%」と報告されています。
入院予防効果(その2)
- ワクチンの種類
ワクチンの種類ごとに解析されていない - 研究や報告
米国の報告 - 効果
オミクロン株流行期におけるmRNAワクチンの入院予防効果は、2回目接種後14~179日で「81%」、180日以降で「57%」、3回目接種後14日以降で「90%」であったと報告されています。
入院予防効果(その3)
- ワクチンの種類
ファイザー社のワクチンまたはモデルナ社のワクチン - 研究や報告
米国で実施された研究(オミクロン株流行期、18歳以上が対象) - 効果
新型コロナウイルスに感染した人に対してファイザー社のワクチン又はモデルナ社のワクチンを接種すると、2回の接種で「34.6%」、3回目接種で「67.6%」の入院予防効果が認められたとされています。
12歳以上の1・2回目接種(従来株)の「効果」と「安全性」
効果
(厚労省HP 新型コロナワクチンQ&Aより)
日本で接種が行われている新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、また、感染や重症化を予防する効果も確認されています。時間の経過とともに感染予防効果や発症予防効果が徐々に低下する可能性はありますが、重症化予防効果は比較的高く保たれていると報告されています。
安全性
(厚労省HP 「接種のお知らせ」のリーフレットより)
発現割合 | 【ファイザー社】症状 | 【モデルナ社】症状 |
---|---|---|
50%以上 | 接種部位の痛み、疲労、頭痛 | 接種部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛 |
10%から50% | 筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢、発熱、接種部位の腫れ | 関節痛、悪寒、吐き気・嘔吐、リンパ節症、発熱、接種部位の腫れ、発赤・紅斑 |
1%から10% | 吐き気、嘔吐 | 接種後7日目以降の接種部位の痛みなど(接種部位の痛みや腫れ、紅斑) |
接種直後よりも翌日に痛みを感じている方が多いです。上記の症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。疲労や関節痛、発熱など、1回目より2回目の方が、頻度が高くなる症状もあります。
ごくまれですが、ワクチン接種数日以内に、軽症の心筋炎・心膜炎を発症した例が報告されています。ワクチンを受けた後、数日以内に、胸痛、動悸、息切れ、むくみ等の症状があれば、すぐに医療機関を受診し、ワクチンを受けたことを伝えてください。
若い方、特に男性において2回目の接種後数日以内に発症する例が多い傾向が見られます。
報告割合 |
1回目接種後 | 2回目接種後 |
---|---|---|
50%以上 |
圧痛65.2% |
|
10% |
圧痛48.2%、疼痛26.9%、疲労23.1%、頭痛21.6%、筋肉痛20.0%、倦怠感12.2% |
疼痛45.6%、疲労35.6%、筋肉痛30.8%、頭痛29.6%、倦怠感26.4%、関節痛14.8% |
1% |
関節痛6.7%、悪心・嘔吐5.9%、 |
悪心・嘔吐7.2%、腫脹・硬結5.6%、 |
(注)対象:1回目接種後253人、2回目接種後250人
(参考) 1・2回目接種の「効果」
(厚労省HP 新型コロナワクチンQ&Aより)
感染予防効果(オミクロン株流行前のデータ)
- ワクチンの種類
ファイザー社のワクチン及びモデルナ社のワクチン
- 研究や報告
米国での研究
- 効果
- ファイザー社のワクチン
ファイザー社のワクチンを接種された人の情報を集めた米国での研究によると、12歳以上で、2回目接種後1カ月以内では「88%」であったところ、5カ月後には「47%」にまで有意に低下したとの報告があります。 - モデルナ社のワクチン
モデルナ社のワクチンについても、2回目接種の約1から4カ月後ではおおよそ「97%」であったところ、その約4カ月後には「8割程度」にまで低下したという報告もあります。
ここで、これらのデータは臨床試験と異なり、同じ条件の対照群を置くことが困難なこと等から、結果に偏り(バイアス)が生じやすいことに注意する必要があります。また、ワクチンの発症予防効果は100%ではないことを踏まえると、接種後も引き続き、感染対策を継続することが重要です。
発症予防効果(オミクロン株流行前のデータ)
- ワクチンの種類
ファイザー社のワクチン及びモデルナ社のワクチン - 研究や報告
米国での研究
- 効果
- ファイザー社のワクチン
ファイザー社のワクチンでは、2回目接種後2カ月から4カ月時点での発症予防効果は「90.1%」であったところ、4カ月から6カ月時点での発症予防効果は「83.7%」との報告があります。
- モデルナ社のワクチン
モデルナ社のワクチンでは、2回目接種後2カ月から4カ月時点での発症予防効果は「94.0%」であったところ、4カ月から6カ月時点での発症予防効果は「92.4%」との報告があります。
入院予防効果・重症化予防効果(オミクロン株流行前のデータ)
入院予防効果や重症化予防効果は、時間が経っても比較的高く保たれているという報告が複数あります。
しかしながら、接種完了から半年以降で重症例の発生率に上昇傾向が見られたという報告もあり、より長期的な効果の持続期間については、今後も引き続き集積される様々なデータを確認していく必要があります。
小児(5歳から11歳)の従来株の「効果」と「安全性」
効果
(厚労省HP 新型コロナワクチンQ&Aより)
ファイザー社のワクチンは、5歳から11歳の小児においても、デルタ株等に対して、中和抗体価の上昇や発症予防効果が確認されています。オミクロン株に対しても、感染予防効果が期待されています。
安全性
(「5歳から11歳のお子様と保護者の方へ 新型コロナワクチン接種についてのお知らせ」のリーフレットより)
子どもが新型コロナワクチンを受けた後、数日以内に現れる症状は、注射した部分の痛みが一番多く、1回目で74%、2回目で71%でした。注射を受けたすぐ後よりも、受けた日の夜や次の日に痛みを感じる人が多いです。
疲れた感じや発熱などは、1回目より2回目の後の方が多く現れ、38℃以上の発熱は1回目で2.5%、2回目で6.5%でした。
ワクチンを受けた後の症状は、ほどんどが軽度または中等度であり、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められないと判断されています。
症状が出た人の割合 |
症状 |
---|---|
50%以上 |
注射した部分の痛み、疲れた感じ |
10%から50% |
頭痛、注射した部分の赤み・はれ、筋肉痛、寒気 |
1%から10% |
下痢、発熱、関節痛、嘔吐 |
ごくまれですが、海外では子どもでも軽症の心筋炎を発症した例が報告されています。
米国では、新型コロナワクチン接種後の心筋炎の報告率は、5歳から11歳の男子の方が、12歳から15歳や16歳から17歳の男子より低いとされています。
ワクチン接種後4日程度の間にお子様に胸の痛み、動機、息切れ、むくみなどの症状がみれた場合は、速やかに医療機関を受診して、ワクチンを受けたことを伝えてください。
なお、心筋炎と診断された場合は、一般的に入院が必要となりますが、多くは安静によって自然回復します。
(参考) 小児接種(5歳から11歳)の「効果」
(厚労省HP 新型コロナワクチンQ&Aより)
感染予防効果(オミクロン株におけるデータ)
- ワクチンの種類
ファイザー社のワクチン - 研究や報告
米国の研究報告 - 効果
5歳から11歳では2回接種後14日後から82日後で「31%」という報告があり、一定の効果が期待されています。
入院予防効果(オミクロン株におけるデータ)
- ワクチンの種類
ファイザー社のワクチン - 研究や報告
米国の研究(オミクロン株流行期に5歳から18歳を対象に実施) - 効果
ファイザー社のワクチンを2回接種完了後の入院予防効果は5歳から11歳で「68%」であったと報告されています。
感染予防効果・入院予防効果(オミクロン株流行期のデータ)
- ワクチンの種類
ファイザー社のワクチン - 研究や報告
シンガポールでの研究結果 - 効果
2回接種した後の感染予防効果は36.8%、入院予防効果は82.7%であったと報告されています。
乳幼児(生後6カ月から4歳)の従来株の「効果」と「安全性」
効果
(厚労省HP 「接種のお知らせ」のリーフレットより)
安全性
(厚労省HP 「接種のお知らせ」のリーフレットより)
副反応
副反応の症状
主な副反応は
- 接種部位の痛み
- だるさ
- 頭痛
- 筋肉痛
- 寒気
- 発熱
- 関節痛
- 下痢
いつ反応が出るの?
- 接種した1から2日後に出ることが多く、ほとんど3日以内に回復します。
- 接種後2日以上たっても熱が下がらない、症状が重いときは、医療機関等に相談してください。
副反応に関するQ&A
アナフィラキシー
アナフィラキシーとは、薬や食物が身体に入ってから、短時間で起きることのあるアレルギー反応です。じんま疹などの皮ふ症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が急に起こります。
アナフィラキシーは治療できます。
接種後の副反応に関する相談
■ワクチン接種後の副反応に関する、県コールセンター「新型コロナウイルスワクチン接種後の相談窓口」は、令和6年3月31日に終了しました。
- 県コールセンター電話:0120-567-231(24時間対応) ←←←令和6年3月31日に終了しました。
聴覚に障がいのある人は、下記のFAXでご相談ください。 - FAX:050-3852-3213 ←←←令和6年3月31日に終了しました。
(9時~17時/金・土・日曜日の場合は翌週、祝日の場合は翌日の対応になることがあります。)
健康被害救済制度
一般的に、ワクチン接種では、副反応による健康被害(病気になったり障がいが残ったりすること)が極めて稀ではあるものの避けることができないため、救済制度が設けられています。
救済制度では、予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障がいが残ったりした場合に、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。
■ 健康被害救済制度の仕組みや申請書類などはこちら(厚生労働省のホームページ)(外部サイト)
■健康被害救済制度のお問い合わせは、松山市新型コロナワクチンコールセンターへ。
・電話:089-909-3353
・受付時間:8時30分~20時(土・日曜、祝日を含む)
状況 | 件数 | |||
---|---|---|---|---|
国へ進達済みの件数 [上図の(2)] |
36件 | |||
国の認定件数 [上図の(5)] |
22件 | |||
国の否認件数 [上図の(5)] | 9件 |
健康被害救済制度で認定されている疾病(アナフィラキシー、急性心筋炎、急性心膜炎、ギラン・バレー症候群など)などについて、詳しくは、以下の厚生労働省のホームページをご参照ください。
愛媛県のホームページで公開されている「愛媛県における新型コロナワクチン接種による健康被害救済制度の申請件数等」については、以下の愛媛県のホームページをご参照ください。
お問い合わせ
保健予防課 予防接種担当
〒790-0813
愛媛県松山市萱町六丁目30-5 松山市保健所
電話:089-911-1829