愛媛県石油コンビナート等防災訓練を実施しました
更新日:2014年11月1日
訓練の目的
県石油コンビナート等防災計画に基づき、大規模かつ複合的な災害の発生を想定し、特殊災害発生時における総合的な防災訓練を行い、石油コンビナート等防災体制の一層の充実強化と防災意識の高揚を目的として実施しました。
主催
県石油コンビナート等防災本部
日時
平成26年10月29日(水曜日) 13:30〜15:30
陸上訓練 13:30〜14:30
海上訓練 14:45〜15:20
訓練講評 15:25〜15:30
訓練場所
松山市西垣生町2345
帝人株式会社松山事業所南地区
参加機関
愛媛県(県民環境部防災局・中央地方局)
愛媛県警察本部(警備部・松山西警察署)
松山海上保安部
四国地方整備局松山港湾・空港整備事務所
陸上自衛隊第14特科隊
松山市危機管理担当部長付
松山市消防局(消防局・西消防署)
帝人株式会社松山事業所
(松山地区共同防災協議会)
訓練の様子
初期消火活動
重油タンクから重油が漏れ出し防油提内火災となったとの想定で、帝人南地区自衛消防隊により初期消火が実施されています。
消防隊到着
出動指令を受けた消防隊が災害現場に到着しました。帝人南地区自衛消防隊の現場指令から災害状況の報告を受け、消火戦術を決定し協力して消火活動を行います。
松山地区共同防災協議会による消火活動
松山地区共同防災協議会による消火活動も行われています。
松山地区共同防災協議会とは、石油コンビナート等災害防止法第19条第2項の規定に基づき、松山地区特別防災区域に位置する特定事業所(コスモ松山石油株式会社松山工場、帝人株式会社松山事業所 北地区、帝人株式会社松山事業所 南地区、ダイソー株式会社松山工場、四国ガス株式会社松山工場)により構成される共同防災組織が、共同防災組織の構成事業所における災害の発生または拡大を防止するために構成されています。
土のう構築
防油提が亀裂し重油が流出しているとの想定で、帝人株式会社松山事業所南地区と松山市消防団垣生分団により土のう100袋を使用し、海上への重油の流出を防ぎました。
耐熱服着装
防油提内火災からタンク火災へ移行し、消火するための一斉放水に備え耐熱服を着装しています。石油タンク火災が発生するとタンク周辺の温度は非常に高くなります。そのため、隊員は身を守るために耐熱服を着装します。
一斉放水
帝人南地区自衛消防隊、松山地区共同防災協議会、松山西消防署による一斉放水によりタンク火災を消火することができました。訓練で放水したのは水ですが、実際のタンク火災が発生した場合は水では消火が困難になります。そこで、泡消火薬剤を使用し、泡が火災の表面を覆い、冷却及び窒息効果により消火します。
お問い合わせ
西消防署
〒791-8061 愛媛県松山市三津三丁目4番23号
電話:089-951-0894
E-mail:sbnisi@city.matsuyama.ehime.jp
