平成24年度 松山市総合防災訓練
更新日:2013年1月31日
平成24年11月4日(日曜日)、市内複数会場で『平成24年度松山市総合防災訓練』を実施しました。
今年度の訓練は、先の東日本大震災を受け、国により制定された『津波防災の日』(11月5日)にあわせて、市内島しょ部や沿岸域において津波避難に重点を置いた訓練を実施するとともに、今世紀前半での発生が危惧される「南海地震」を想定して、地震及び津波に係る実災害対応力向上を図りました。
メーン会場となる高浜地区(高浜小学校周辺)では、午前9時の防災行政無線等からの大津波警報の吹鳴により地区住民が避難を開始するとともに、本市では初となる、携帯電話のエリアメール及び緊急速報メールを活用した情報伝達訓練を併せて実施しました。
その後、平成25年1月よりホームページにて運用を開始した標高マップを活用し、自主防災組織の皆さんが協力して高台にある高浜小・中学校に避難・集結し、あるいは救出救護等の応急対策を実施しました。
避難等訓練後、児童及び生徒等による初期消火訓練のほか、消防団・陸上自衛隊・国土交通省及び消防隊等の防災関係機関による避難・救出救護等の各種訓練を実施しました。
各種救出訓練時に開設された現場救護所や応急救護所内において、松山市医師会、県立中央病院DMAT、日赤救護班、松山市消防団及び松山市保健所の保健師等により、トリアージや応急手当が実施されました。
各種救出訓練後、ライフラインの復旧訓練や、各種支援物資搬送訓練及び防疫・廃棄物収集訓練が実施され、約2,000人がメーン会場での訓練に参加しました。
炊き出し訓練会場では、女性防火クラブ員等により1,500人分のカレーが調理され、参加者はそれぞれ配給されたカレーで昼食をとりました。なお、これらの食材及び飲料水等は、松山市と災害時応援協定を締結している三越松山店・伊予鉄高島屋・フジ・コープえひめ・松山生協・イオン松山店・コカコーラ・えひめ中央農業協同組合及びマックスバリュの各企業から、参加住民の方々のためにと御提供をいただきました。また、加熱調理器具は、(社)愛媛県LPG協会松山支部の御協力をいただきました。
また、会場近隣には、防災に係る各種啓発として、松山地方気象台、松山ボランティアセンター及びNTTグループ等の展示コーナーが設けられました。
今年度の総合防災訓練は、市内全域で約60団体、約7,000人の参加となり、防災一色の一日となりました。
御参加及び御協力をいただきました皆様、本当にありがとうございました。
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