エボラ出血熱等患者発生時の感染症指定医療機関連携訓練を開催します

更新日:2018年2月6日

発表内容

目的

 通常、感染力、重篤度、危険性が極めて高いエボラ出血熱などの一類感染症は検疫所が感染リスクの高い者を事前に把握し、帰国後の健康観察を実施し、未然に感染の有無を確認することになっています。しかし、通常とは異なる患者が発生するケースも想定されるため、普段から関係機関の連携を確認しておくことが重要です。
 海外の流行地域から帰国後にエボラ出血熱を発症した市民がこのシステムから外れ、市内医療機関を受診した場面を想定し、受診医療機関での対応、第一種感染症病床への移送、患者検体の採取搬送を中心にした訓練をします。

日時・場所

平成30年2月13日(火曜日)13:00から16:30まで  (雨天決行です)
<第一部> 13:00から14:30   松山赤十字病院  北棟4階 多目的ホール (松山市文京町)   
※第一部の訓練が終了後に愛媛大学医学部付属病院に移動。
<第二部> 15:20から16:30  愛媛大学医学部付属病院 第一種感染症病床施設前 (東温市志津川)

参加機関

愛媛県(健康増進課、保健福祉課、県保健所、県衛生環境研究所、消防防災安全課)、松山市(保健予防課、医事薬事課、健康づくり推進課、生活衛生課、衛生検査課、危機管理課、市消防局警防課)、愛媛大学医学部付属病院、松山赤十字病院、愛媛県警察本部、松山東警察署、各消防(局)本部、厚生労働省広島検疫所、同検疫松山出張所 100名程度

訓練内容

<第一部> 松山赤十字病院での訓練 13:00~14:20
(1)健康監視対象者の面談、疑似症診断と発生届等対応訓練 (15分)
   健康監視対象者と面談、症状を確認後、疑似症と診断し、発生届を保健所に提出する患者対応訓練
(2)関係機関との連携調整訓練 (10分)
   第一種感染症病床施設への移送までの関係者(松山市、県庁、県保健所、愛媛大学医学部附属病院、警察、消防本部)との連絡訓練
(3)対象者面談、入院勧告、受診医療機関対応訓練 (10分)
   疑似症者と面談し、入院を勧告するほか、患者が移動した場所の消毒や接触者への調査の対応訓練         
(4)患者搬送訓練(その1) (25分)
   感染症車両を使用し、患者を第一種感染症病床施設へ移送する訓練
 (松山赤十字病院から愛媛大学医学部附属病院まで患者移送 14:20~15:20)

<第二部> 愛媛大学医学部附属病院での訓練 15:20~16:30
(5)患者移送訓練(その2) (10分)
   患者を感染症車両から第一種感染症病床へ移送する訓練
(6)検体採取、受渡し訓練 (5分)
   医療従事者が、患者から検体を採取して、検体を県の搬送担当者へ受け渡す訓練
(7)個人防護具の脱衣訓練 (30分)
   患者移送後の移送担当者の脱衣訓練

7 参考(国内の対応)

・検疫所で必要と判断された帰国者は健康監視の対象になり、21日間1日2回の健康状態の報告が求められます。また、この健康監視中に発熱した場合は、検疫所から都道府県(保健所設置市)に連絡があります。
・過去、西アフリカで流行がみられた際には全国で9例疑似症事案があり、検疫所に報告しないまま近医を受診した例が1例あります。
・都道府県等が疑似症患者として診断した場合は、当該者を特定感染症指定医療機関または第一種感染症指定医療機関へ移送し、入院などの措置を行います。

お問い合わせ

保健予防課
〒791-0813 愛媛県松山市萱町六丁目30-5 松山市保健所 1階
課長:花崎 みゆき
担当執行リーダー:亀田 真美
電話:089-911-1815
E-mail:hokenyobou@city.matsuyama.ehime.jp

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2018年2月

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