マツトショ通信(第7号)「本の修理法教えます!」

更新日:2021年5月23日

概要

 図書館に足を運ぶことなく休館中の図書館の様子を知ってもらうため、「マツトショ(松図書)通信」を発信します。
 図書館の案内役キャラクター「坊っちゃん・マドンナ」が、図書館の色々な場所や普段は見られない図書館の裏側の様子などを画像を交えてわかりやすくリポートします。

第7号

マツトショ通信第7号です! 今回は、本の修理の方法についてお伝えします。 

マドンナ「見て、坊っちゃん!これ全部、これから修理する本なんだって!」

坊っちゃん「うわあ。すごいなあ!こんなにたくさんあるんだね」

・・・と、二人はとてもびっくりしていますが、ここにあるのは、ほんの一部。
返却された本をチェックして、毎日、たくさんの修理する本をみつけています。

これが修理するための七つ道具!
ページがとれたり、背表紙がはずれかけたりといった場合の修理に使います。道具の中身は、木工用ボンドと筆です。筆は固まらないように、水をいれたビンに入れています。

それでは、とれてしまったページを、修理する作業をご覧ください。

まず、本にくっつける部分に、筆でボンドをぬっていきます。ぬる量は、多すぎず少なすぎず、ゆっくりしているとボンドが乾くので、素早く的確にぬるのがコツです。

ズレないように、ページをひっつけます。緊張の一瞬です・・・!  

うまくいかない場合は、ボンドが乾かないうちに、もう一度やり直したり、ページの位置(上下左右)をずらして調節します。

幅の太い輪ゴムで本をぐるぐる巻きにして固定します。

数日間、このままの状態で置いて、ページがくっつくのを待ちます。

坊っちゃん「すごいなあ!ここに置いてある本、全部ボンドでくっつけた本だよ!」

マドンナ「“ボンド乾燥中”っていうはりがみがあるわ。早くボンドが乾くといいね。」

マドンナ「ページが破けた場合は、本専用の透明なシールをはって直します。」

坊っちゃん「修理する方法は、ボンドだけじゃないんだね。いろいろなやり方があるんだぁ。」

マドンナ「セロテープをはって直して返す人がいるけど、図書館の人に、破れたことを伝えて返してくれる方が、ちゃんと直せるから助かるんだって・・・」

坊っちゃん「あ!これはCDだね。ケースを直してるんだ。」
マドンナ「CDケースって、ラベルや帯・曲名をはってるけど、それがはがれたり、ケースそのものがこわれたりした場合は、こうやって新しいものに変えるんだって。」

坊っちゃん「でもねえ、どうしても修理できないものもあるんだよ。」

マドンナ「ええ?どんなものがあるの?」
坊っちゃん「例えば、ボールペンやマジックの落書き。」

坊っちゃん「水でぬれてしまった本。ぬれたところがぶよぶよになってる。」

マドンナ「ええっ!これ、他の人が読めないじゃない。ボールペンやマジックの落書きも消せないから、困るわ。」

坊っちゃん「他にも、焦げ目がついたり、お家で飼ってるペットがかじったりとかいろいろあるんだって・・・」

マドンナ「ううっ。図書館の本って、たいへんな目にあってるのね・・・。次に借りる人が困らないためにも、本はていねいにあつかっていきたいわね。」

はい、以上で本の修理方法の紹介は終わりです。
それじゃあ、次のマツトショ通信でお会いしましょう!またね~!

お問い合わせ

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