コバノチョウセンエノキ

科名:ニレ科
地方名: ―
学名:Celtis biondii
松山市カテゴリー:絶滅危惧ⅠB類(EN)
環境省カテゴリー: ―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:松井 宏光
撮影者:
種の特徴
暖地の山地に稀に生える落葉広葉樹で高さ15mになる。葉は同属のエノキと同様に両面はざらつき、主脈と2本の支脈が目立ち、基部は左右不対称だが、幅はより細く質はやや厚くて硬いこと、葉先が尾状に伸びることが特徴である。雌雄同株で春に葉の展開と同時に開花し、秋に径6㎜ほどの球形の果実が黒褐色に熟す。
分布市内
吉藤。
分布市外
本州(近畿以西)・四国・九州・沖縄、朝鮮半島・中国大陸。
生息状況
愛媛県内では中南予の岩場や土壌の薄い斜面に点在している。石灰岩、安山岩などの岩場にも生育する。市内では安山岩地の露頭に生育するが、個体数はわずかである。
減少の要因
森林伐採、土地造成、産地局限。
特記事項
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