ノハナショウブ

科名:アヤメ科
地方名:
学名:Iris ensata var. spontanea
松山市カテゴリー:絶滅危惧ⅠA類(CR)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:白形 毅史
撮影者:
種の特徴
山野の湿地や草地に生える多年草で、高さ40 ~ 100㎝に達する。葉は剣型で太い中脈が目立つ。花期は6~7月、赤紫色の花弁の基部に黄色いすじ状の斑紋が入る。
分布市内
市内。
分布市外
北海道・本州・四国・九州、朝鮮半島・中国大陸(東北)・シベリア東部。
生息状況
溜め池や湿地に生育していたが、開発や植生遷移により減少している。
減少の要因
池沼開発、湿地開発、土地造成、植生遷移。
特記事項
前回は「絶滅」としたが、その後、市内の溜め池岸の湿地においてわずかながら自生が確認されたことから、ランクを「絶滅危惧ⅠA類」に変更した。しかし、自生地では植生遷移により次第に生育が困難となりつつあり、何らかの保全対策を講じないと絶滅する危険性が高い。