セキショウモ

科名:トチカガミ科
地方名:
学名:Vallisneria natans
松山市カテゴリー:絶滅危惧ⅠB類(EN)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:白形 毅史
撮影者:
種の特徴
湖沼、溜め池、河川、水路などに生える沈水性の多年草。葉は根生、線形で長さ20 ~ 80㎝、幅3~9㎜、先端は鋭頭から鈍頭。上部の縁に鋸歯が目立つ。走出枝を伸ばして増えていく。花期は6~ 10月。雌雄異株。雌株は細長い花茎を水面まで伸ばして雌花を水面に浮かべる。雄株は葉の基部に苞鞘を形成し、その中に雄花をつくる。
分布市内
湧水池と周辺水路。
分布市外
北海道~九州、アジア。
生息状況
県内の状況から平野の水路、河川に広く分布していたと考えられる。現在、生育は湧水池とその周辺水路にわずかに確認できるのみである。自生地ではオオカナダモの繁茂により、生育が確認できない。
減少の要因
水路・河川・湧水池の改修、帰化競合。
特記事項
前回は「絶滅危惧Ⅱ類」であったが、近年、外来種との競合により急減しており、ランクを上位に変更した。