スイラン

科名:キク科
地方名: ―
学名:Hololeion krameri
松山市カテゴリー:絶滅危惧ⅠA類(CR)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:松井 宏光
撮影者:
種の特徴
山野の水湿地に生える多年草。茎は高さ50 ~ 100㎝で、直立して葉とともに無毛。葉は長さ15 ~ 50㎝、幅0.8 ~3㎜と細長く、ほとんど鋸歯はない。花期は9~ 10月、茎の先に径3~ 3.5㎝で黄色の頭花をつける。
分布市内
松山市南部の山地・平井町(記録)・伊台町(記録)。
分布市外
本州(中部地方以西)・四国・九州。
生息状況
市内では長らく未確認であったが、平井町の溜め池で2004年4株が発見されたものの、その後の堤体改修のため2009年までに消滅した。しかし松山市南部の山地の湿地でも生育が確認された(相原2004)。しかし、本種が生育する可能性がある丘陵地の水湿地のの大部分は、開発により著しく改変もしくは消失しており、市内では絶滅の危険性が依然と高い。
減少の要因
池沼開発、湿地開発、土地造成。
特記事項
前回のランクは「情報不足」であったが「絶滅危惧ⅠA」に変更した。