松山市都市ブランド戦略ビジョン（平成24年3月）

更新日：2020年6月22日

背景と目的

　松山市は、道後温泉や松山城などの全国に誇る観光資源をはじめ、俳句・文学といった文化的風土や豊潤な自然、さらには充実した都市機能や環境施策など、本市ならではの特性を活用しながら、観光や経済、環境や農林水産の各分野において、対外的なプロモーション活動を積極的に推進してきました。
　しかしながら、地方都市を取り巻く環境が厳しさを増し、地域間競争の激化が予測される中で、本市においても厳しい情勢となることが懸念されており、将来に亘り資金や人材、物や情報が本市に流入し、持続発展する都市となるための施策を講じる必要があります。
　こうした状況を踏まえ、本市が他都市と比べて優位性を保ち、“選ばれる都市”となるため、都市全体の価値や魅力の向上を図り、都市そのものに対する信頼や好感を市内外から獲得する「都市ブランド」の確立を目指すこととしました。
　そこで、平成23年度においては、本市の現状や課題を調査把握し、その結果分析を踏まえて都市ブランドの確立に向けた基本方針となる「都市ブランド戦略ビジョン」を作成し、これをもとに平成24年度には具体的な推進計画となる「都市ブランド戦略プラン」を策定します。
　とりわけ、都市の魅力の向上は市内外への発信だけで果たせるものではなく、　市民のまちへの愛着や誇りの高まりが重要であり、官民が一体となってまちの宝を磨き、まちの長所を活かす活動が伴っていなければなりません。
　そのため、都市ブランド戦略プランの立案にあたっては市民との協働で取り組み、「オール松山」体制で推進することで、「全国に誇れる、わがまち松山」の実現に繋げていきます。