平成28年11月8日「第2回『瀬戸内4県都』市長会議」について

更新日:2017年6月19日

  • 日時:平成28年11月8日(火曜日)午前11時00分から
  • 場所:本館3階第1会議室
  • 記者数:14人

議題

  • 「第2回『瀬戸内4県都』市長会議」について

会見要旨

それでは、本日の議題「第2回『瀬戸内4県都』市長会議」について説明します。
瀬戸内4県都市長会は、瀬戸内の中心都市である岡山市・広島市・高松市・松山市の4市が連携して、観光振興や販路拡大などの共通課題に取り組み、互いの長所を生かして相乗効果を発揮することを目指しています。
昨年、平成27年10月に、第1回会議を松山市の道後温泉本館で開催し、外国人観光客の誘致に向けた観光プロモーションの共同実施や瀬戸内4県都市長会のエンブレムの作成など、連携して取り組む事業を各市長から提案し、意見交換しました。
今年7月には、経済成長が著しいマレーシアでの販路拡大に向け、各市の特産品をイオンマレーシア3店舗の瀬戸内物産フェアでPRしたほか、誘客促進のため、在マレーシア日本国大使公邸で現地旅行会社を招き、観光セミナーを開催しました。
特に物産フェアでは、瀬戸内4県都市が出席し、現地マスコミなど約100名に参加いただき、オープニングセレモニーを行ったほか、松山市からは、かんきつを使ったゼリーやサイダーなどの加工品をはじめ、海産物など23品目、4市合計で約120品目を出展し、7日間で1000万円を超える売り上げで、イオンが海外で行った物販事業でも特に成功したと伺っています。
その第2回会議が、明後日、11月10日(木曜日)、午後4時から岡山市の岡山城天守閣2階、城主の間で開催され、私も含め4市長が出席します。
私からは、これまで松山市が交通機関や広島エリアの自治体などと進めてきた瀬戸内・松山構想の広域観光周遊ルートの定着など観光連携を昨年に引き続き発言したいと考えています。 
また、広島市立大学芸術学部の学生さんたちが瀬戸内4県都市長会のエンブレムデザイン案を考案してくれましたので、その選定や発表についても協議する予定です。
こうした連携で、互いの長所を生かし、販路拡大や観光振興につなげていきたいと思います。

次に、愛媛県と連携し11月5日(土曜日)、6日(日曜日)に開催された「ゆるキャラグランプリin愛顔のえひめ」について報告します。
天候にも恵まれ、市内、県内はもちろん、西日本で初開催ということもあり、中国、四国また九州などからの観光客を含め、2日間で51,591人の来場がありました。
多くの方に松山市を訪れていただき、大変大きな経済効果があったと考えています。
また、全国の新聞、ニュースや番組など32のメディアでも取り上げていただき、松山市のPRにつながったと思います。
同時開催された「全国ご当地こなもんサミット2016in松山」では、全国からお好み焼き、ラーメン、ピザなど26店舗が参加し、合計3万2千食、総売り上げ1,200万円で、市民の皆さんの後押しもあり、松山市のソウルフード三津浜焼きがグランプリを受賞し、松山ご当地グルメの情報発信もできました。
全国のゆるキャラたちの熱い戦いを制したのは、高知県須崎市のしんじょう君でしたが、松山市のはっぴーカバー君も大健闘で、「えひめのてっぺんグランプリ」を獲得しました。
会場では、多くの方に来場して投票いただき、また、7月22日から3カ月にもわたり、毎日、インターネット投票で、はっぴーカバー君を応援してくれた皆さんに感謝しています。応援、誠にありがとうございました。
はっぴーカバー君を見て、防火・防災に少しでも興味や関心を持っていただけたのではと思いますし、知名度が上がりましたので、これからも、カバー君に防火防災の活動を頑張ってもらいたいと思っています。

最後に、明後日、11月10日(木曜日)正午解禁ですが、「温泉総選挙2016」で道後温泉が女子旅部門1位に選ばれましたので、お知らせします。
これは、温泉地を持つ全国1,434の地方自治体を対象に環境省と観光庁が後援し、「うるおい日本プロジェクト」が官民一体になって、今年初めて開催したもので、8部門の賞を通じて、温泉の効能や温泉地の魅力を広くPRし、温泉地の利用を進めるのが目的です。
審査は、環境省や一般社団法人 日本温泉協会、一般社団法人 日本温泉気候物理医学会などの選考委員会が、8つの部門ごとに行います。11月25日(金曜日)、「いい風呂の日」の前日に、東京で表彰式があります。
本市では、道後温泉改築120周年を記念し、一昨年、平成26年から道後でアートの取り組みを始め、毎年、道後温泉の宿泊者数は増加しています。
特に昨年は、女性に人気の写真家で、映画監督の蜷川実花さんをメインアーティストに迎え、蜷川さんの花の写真を使った浴衣など色鮮やかな作品を道後地区全体で展開し、大手旅行サイトが発表している「おんな一人旅に人気の温泉地ランキング」では、2年連続1位に選ばれるなど、松山・道後を全国に発信してきたことも受賞の要因と考えています。
説明は以上です。

質疑応答

【第2回『瀬戸内4県都』市長会議】
(記者)
エンブレムは当日発表するか?
(総合政策部副部長)
これからどういう活用をしていくかで、発表という段階ではありません。学生に案を作っていただいている段階で、これから正式に決まってきます。発表の時期も含めて市長の会で検討する段階です。

【ゆるキャラグランプリ】
(記者)
市の施設などに波及効果は出ているか?
(市長)
試算はまだ出ていませんが、今回ゆるキャラグランプリで、松山市には8体のキャラクターがあったんですけれども、何を出すかを考えました。全国にはいろんなゆるキャラがありますけども、防災に関するキャラクターは少なく、ゆるキャラグランプリも出たことがないんじゃないかという話で、防災のキャラクターのはっぴーカバー君を出したわけです。やはり防災への関心は高まっているなっていうのは感じましたので、これからも引き続き、せっかく今回、知名度も上がりましたので、効果を広げていきたいと思っています。
(記者)
松山城や坂の上の雲ミュージアムは会場と近いが、普段との違いは?
(観光・国際交流課推進官)
まだ、市の施設の入込状況、対昨年度比などは、ただ今集計中ですが、観光行楽シーズンと相まって、昨年以上の集客実績を上げていると考えております。具体的数値は、今、集計中です。
(参考)ゆるきゃらグランプリ期間中の入込状況
                    H27      H28     対前年比      
 道後温泉           8,400人    12,000人      141%
 松山城天守          4,800人    6,900人    143%
 坂の上の雲ミュージアム 1,600人    1,700人    107%

【こなもんサミット】
(記者)
次回以降、松山市以外での開催は考えているか?
(市長)
こなもんサミットは実行委員会も三津浜の方々が頑張ってくれて、これまで最初が愛媛エリアで開催して、次は、中四国エリアへと広がって、今回、全国になったわけですけども、実行委員会からは大阪、広島と並ぶ、「こなもんの聖地 松山」を目指しています。今後も続けて開催していきたいと実行委員会で言われていますので、応援をしていきたいと思っています。今後どうするかということになろうかと思います。

【道後温泉女子旅部門1位】
(記者)
実際に数字や具体的に表れている成果はあるか?また、今後の数値的な目標はあるか?
(道後温泉事務所)
一昨年の2014年から開始しました道後オンセナートを契機に、女性の旅行者が道後温泉に訪れるというのが非常に増えています。これは目に見えて地元も含めて実感しておりますし、昨年に対し、今年の9月現在ですけれど、約3パーセント弱の伸びを既に示しております。引き続き、これからも女性の旅行者、観光者をターゲットに幅広く、関係課とも連携しながら、誘客事業を進めていきたいと考えております。
(記者)
3パーセント弱の伸びというのは具体的に何がか?
(道後温泉事務所)
宿泊者数です。
(参考)
・道後温泉入浴者数
H25 71万1千人
H26 75万6千人(対前年比 106%)
H27 78万4千人(対前年比 104% 対H25比 110%)
H28 8月末現在 (対前年比 104% 対H25比 115%)
・道後温泉宿泊客数
H25 81万7千人
H26 88万7千人(対前年比 109%)
H27 93万4千人(対前年比 105%  対H25比 114%)
H28 8月末現在 (対前年比 103%  対H25比 117%)
【興居島体験滞在型交流施設の入居者・愛称募集】
(記者)
11月1日(火曜日)から始まったお試し居住の募集の状況は?
(総合政策部副部長)
おかげさまで、現在のところ10数件の問い合わせが来ておりまして、申し込み用紙などを送っているところです。県外からの問い合わせもあったと聞いています。
(記者)
今後のアピールやスケジュールは?
(総合政策部副部長)
東京都内でのイベント後とか、島暮らし専用の雑誌なども出ておりまして、そういうところに早速11月1日号から掲載しております。ほかにはインターネットなどで広告が出ておりますので、改めて、募集に協力をよろしくお願いいたします。

【新規水源】
(記者)
先日の特別委員会で議論があったことを、どう受け止めているか?
(市長)
9月議会でも答弁したとおり、水問題には市長として松山市の将来を見据えて強い決意をもって進めています。その過程で本市が将来にわたって安全・安心で幸せを実感できる都市であり続けるためには、40,000立方メートルの新たな水源が必要であると示しました。一方、その経緯や水への強い思いなど、複雑に絡まる繊細な問題です。今回の素案にもいろいろな意見をお持ちの方がいらっしゃるということは十分に承知をしています。水問題は本市にとって重要な内容ですので、市議会そして外部委員会の皆さんへ丁寧に説明を重ねる中でご理解をいただきたいと考えています。
(記者)
さまざまな意見がある中で、市民や議会にどう理解を求めていくか?
(市長)
いずれにしましても、市民の皆さんによりわかりやすいように説明していきたいと思っています。市議会側にも丁寧に説明を重ねて、ご理解をいただきたい。できる限り早い時期にパブリックコメントなど、最終的に成案に取り組んでいきたいと考えています。
(記者)
西条市の黒瀬ダムの活用は、どう考えているか?また、どのように議論を進めていくか?
(市長)
これは、愛媛県さんと新居浜市さんと西条市さんと、そして私ども松山市での4者協議の場というのがありますので、この中で丁寧な説明に努めていきたいと思っています。先ほど申し上げたとおり、水問題は繊細な問題で、いろいろな意見があることは承知していますので、丁寧な説明に努めていきたいと思っています。
(記者)
特別委員会でパブコメの前に40,000立方メートル不足する内訳をわかりやすく知らせてほしいという発言があったが?
(市長)
先程申し上げたように、皆さんにできるだけわかりやすくということに努めていきたいと思います。必要に応じて適切に素案を修正していくことも考えていきたいと思っています。

フライブルク】
(記者)
水原市から松山市に届いた書簡の内容と松山市の対応は?
(市長)
書簡が、10月11日(火曜日)の午後に国際郵便で届きました。内容ですが、平和の少女像の建設が中止になったことに遺憾の意を示したもので、何らかの要求や返答を求めるものではありませんでした。書簡の内容が、本市の市政に直接影響があったり、要求や返答を求めるものではなかったので、特に対応の予定はないというところです。

※質疑応答は内容を要約しています。

お問い合わせ

シティプロモーション推進課
〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館3階
電話:089-948-6207
E-mail:city-promo@city.matsuyama.ehime.jp

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