平成27年10月13日 第1回「日本アボカドサミット」について

更新日:2015年11月12日

  • 日時:平成27年10月13日(火曜日)午前11時00分から
  • 場所:本館3階第1会議室
  • 記者数:17人

議題

  • 第1回「日本アボカドサミット」について

会見要旨

それでは、本日の議題、第1回「日本アボカドサミット」について説明します。
11月26日(木曜日)、松山市総合コミュニティセンターキャメリアホールで「第1回日本アボカドサミット」が、開催されます。
現在、国内で流通しているアボカドの99%以上が輸入品ですが、食の安全・安心を求める消費者ニーズの高まりから、流通関係者の間では国産アボカドへの期待が高まっており、鹿児島県や和歌山県などでもアボカドの栽培が始まっています。
松山市では、生産者の高齢化や担い手不足が進む中、手取り価格が低迷する伊予柑や温州みかんの代替品目として、栽培労力が少なく、収益が見込める新たな品目を導入する必要があり、健康と美容に良いという理由で、消費が急速に伸びているものの、99%以上を輸入に頼っていたアボカドに着目し、全国に先駆け、平成21年度からその栽培に取り組みました。
生産に際して、本市で苗木の供給や栽培指導などの支援を行った結果、現在、市内では、約70名の方がアボカドの生産を行ない、栽培面積では、日本一の3ヘクタールにまで拡大するなど、全国有数のアボカド産地になっています。
こうした中、「まつやま農林水産物ブランド化推進協議会」主催で「日本アボカドサミット」が、全国で初めて松山市で開催されることは、アボカドの産地化を全国に向けてアピールする大きな機会にもなり、大変意義があると考えています。
サミットでは、日本の熱帯果樹指導の権威である日本熱帯果樹協会代表理事 米本仁巳氏をお招きし「国産アボカドの将来性について」、また、ハワイでアボカドの産地化や 地産地消のプロジェクトに取り組むハワイ熱帯果樹栽培者協会執行役員 ケン・ラブ氏に「観光地ハワイのアボカド産業の現状と今後の戦略」についてそして、海外のアボカド料理コンクールで入賞経験を持つアボカド料理人の佐藤俊介氏に「アボカド料理の魅力と可能性」について基調講演を行っていただきます。
そのほか、生産県の事例紹介や国産アボカドの展示、アボカドの試食も行なわれます。
ぜひこの機会に、多くの市民の皆さんや生産者の皆さんに、アボカドの魅力に触れていただき、アボカドの産地作りを進めていきたいと考えています。
説明は以上です。

質疑応答

【第1回「日本アボカドサミット」】
(記者)
日本一の3ヘクタールの栽培面積ということだが、生産量はどのくらいか?
(農林水産担当部長)
600キロです。
(記者)
日本一か?
(農林水産担当部長)
はい。全国の産地では1ヘクタール未満の産地のみなので、3ヘクタールの栽培面積を持つ松山市が日本一ということです。
(記者)
シェアはどのくらいか?
(農林水産担当部長)
なかなか流出していなくて、作ったところが消費してしまう、自己消費がほとんどで、日本の中で流通しているのは、すごく限られています。
(記者)
600キログラムは作ったところで消費するのか?
(農林水産課長)
東京の大手百貨店などに出荷しています。
(記者)
産地はどこがあるのか?
(農林水産課)
国内では、鹿児島、和歌山、宮崎、熊本、長崎、広島などです。いろいろなところが取り組み始め、その中で出荷しているのが愛媛と和歌山です。
(記者)
今後、アボカド栽培をどう強化していくか?
(市長)
まず、数値では、27年度が生産量600キロ、28年度が1トン、29年度は2トンにのせていきたい、今後もアボカドの産地化づくりを推進していきたいと思っています。一定の品質で、一定量市場に供給できることが大事ですので、それに取り組んでいきたいと思っています。
1999年のアボカドの需要が7,500トンで、2009年には29,000トンと約3.8倍に増加しています。健康と美容に大変よいということで、今、需要が伸びています。今後も引き続き、増加が見込めると。ほとんどが輸入に頼っていますので、これは、国内では喜ばれると思いますし、安心、安全の松山産ということで伸ばしていきたいと思っています。また、高齢化社会ですから、栽培労力が少なくて、収益が見込めるのは大変有望なのではないかと思います。温州みかんも大事ですし、伊予柑も大事ですけれども、アボカドやライムを広げていきたいと思っています。

(記者)
栽培労力が少ないというのは、どういう点で?
(農林水産課)
柑橘などに比べると、柑橘だったら摘花や剪定もしないといけない、ずっと一年間作業がありますが、アボカドは収穫だけで、ほとんど管理がいらないというところがあり、そういう点で労力が少ないということです。
(記者)
柑橘、伊予柑や温州ミカンからの改植が中心か?
(市長)
温州ミカンや伊予柑は、これからも基幹品種であり続けると思っています。県の出した試算で、いわゆる「紅まどんな」や「せとか」などは有望品種と言いますが、シェアが伊予柑や温州ミカンが65%、有望品種が35%になると一番農家の収益が上がるというデータも出ています。そういった有望品種やアボカドやライムなど、アボカドは亜熱帯果樹ですが、松山市内の園地でも自然に実をつけています。寒さへの対策をすれば十分に生産が可能です。日本の中でも、自然環境が比較的合っていますので、アボカドを伸ばしていきたいと思っています。

【贈収賄】
(記者)
10月7日(水曜日)の臨時記者会見以降、市として調査したか?
(市長)
この度の逮捕事案は現在、捜査中です。今後、具体的なことが明らかになると思いますので、それらを踏まえて、具体的な再発防止策を検討していきたいと考えています。
(記者)
庁内全体で調査はしていないのか?
(市長)
現時点では、捜査の状況を見守っているところです。要請があれば、調査に協力したいと思っています。

(記者)
逮捕後、改めて再発防止策は考えたか?
(市長)
まずは、全職員に対してコンプライアンスの遵守を徹底していきたいと考えています。あわせて今回の事案の全貌が明らかになった時点で、コンプライアンスの制度面で改善すべき点がないか、検証していきます。
(記者)
具体的な対応は、これからということか?
(市長)
まず、10月7日(水曜日)に緊急の幹部会議を開催しました。皆さんご存知の通りだと思いますけれども、再発防止として、各所属で職員とコミュニケーションを密にして、管理職員が兆候を見逃すことの無いよう、そして、改めてコンプライアンスを徹底するよう注意喚起をしました。
(記者)
その後は、全職員を対象に各部局長から伝えていくのか?
(市長)
もちろん、そうです。
(記者)
会見から少し時間が経ったが、詳細把握していることは?
(市長)
特に進展があったとは聞いていません。
(記者)
なぜ立ち入り検査の情報を知り得たのかという調査は、どのぐらい進んでいるのか?
(梅岡副市長)
これは捜査の段階ですから、こちらがとやかく言えるべき問題ではないです。捜査上、何かあれば、市の方に要請があれば、その件に関して市も内部調査をしますが、今は警察の手に委ねています。何か情報があれば、情報提供をします。
(記者)
監督官庁の職員が業者と関わることは、全て否定することはできないと思うが、どうあるべきと考え、今回の件についてどう思うか?
(市長)
この度の逮捕事案は現在捜査中です。今後、具体的なことが明らかになると思いますので、それらを踏まえて具体的な再発防止策を検討していきたいと考えています。
(記者)
職員が利害関係者とゴルフなどをすることは、一般的にどう受け止めるか?
(市長)
今、捜査中ですので、事案の全貌が明らかになった時点で、コンプライアンスの制度面で改善すべき点がないか、検証していきたいと考えています。
(記者)
これまでのコンプライアンス研修などで、業者との関わり方の研修はあったのか?
(市長)
詳細は総務部にお尋ねください。
(記者)
今回の事件は組織的なものか、それとも個人的なものか、まだ分からないのか?
(市長)
はい、今、捜査中です。
(記者)
まだ、接見できていないのか?
(総務部長)
現在のところ、そういう状況はないので、接見の許可が出たら接見をします。

【愛媛マンダリンパイレーツ日本一】
(記者)
昨夜(10月12日(月曜日))愛媛マンダリンパイレーツがグランドチャンピオンシップで優勝し、独立日本一になったが、所感は?
(市長)
市民、県民の皆さんが待ち望んだ、マンダリンパイレーツの、まずは四国アイランドリーグでの優勝でしたし、日本一だったと思います。確か記憶していますのが、2009年頃が愛媛マンダリンパイレーツにとっては一番つらい時期で、運営をされている星企画さんが約3億円の赤字を抱えていたと思います。2009年の9月の県議会で当時の加戸知事さんが、言葉はもちろん全て覚えているわけではありませんが、こういう県民に元気を与える球団の存続が危ぶまれるようではいけないと。県をあげて支援をしませんか、と県議会で提案をされて、当時は確か、都道府県が独立リーグの球団に支援をするというのは初めてのケースだったと記憶しています。そして、県が支援することが決まって、そして、今の20市町が支援をする体制ようになりました。あそこが大きなターニングポイントだったのではないかなと思っています。
昨日も加戸前知事ご夫妻来られており、そういった経緯から、昨日、写真を撮らせていただきました。できるだけ加戸元知事夫妻中心に来ていただいて、ということで写真を撮りました。総合優勝を決めた時に加戸さんの胴上げがあったのは、もちろん、当時を記憶している方々も、球団の中には、もちろんおいでるので、そういった、以前があって今があるのだなと大変胸を熱くしました。やはり「応援の力」というのがあると思いますので、これが愛媛FCに繋がっていけばと思いますし、また、みきゃんの応援にも繋がっていけばと思っています。
また、2009年の出来事がなければ、独立リーグの日本一はおろか、総合優勝はおろか、チームの存続もなかったのではないかと思いますので、大変印象深く覚えています。

【プロバスケットボール】
(記者)
サッカー、野球に続いて、プロバスケットボールのチームも愛媛に誕生しようとしている。市としての対応は何か検討しているか?
(総合政策部長)
できる限りの支援は行っていきたいと思っていまして、市と県と河原さんとこれからどういうふうにするか、今、協議中です。

【松前町長選挙】
(記者)
松前町長選挙に住田県議が出馬を正式に表明する予定で、岡本副町長も出馬の意向を示しているが、選挙戦になった場合、どう対応するか?
(市長)
町長選は告示もまだですし、町民の皆さんがお決めになることですので、私が発言する立場にはないと思っています。
(記者)
特に応援などもしないのか?
(市長)
はい、私が発言する立場にはないと思います。
町長選の話は別として、松前町の白石町長さんへの気持ちはあります。
たまたま高校の大先輩で、メディアご出身、NHKの記者でしたから、私もメディア出身ということもあり、現場を非常に大切にされているところは通じるところがありました。
今期で退任されるのは非常に残念ですが、感謝とお疲れ様でしたという気持ちです。私もメディアの仕事をさせていただいていたので、白石町長さんとメディアの大事さについてよく話をさせていただきました。大変思い出深い話を何度も何度もさせていただきました。町長選挙の話とは別として、それが私の白石町長さんへの思いです。

※質疑応答は内容を要約しています。

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