平成24年8月7日 松山駅周辺笑顔あふれるまちづくり推進協議会について

更新日:2012年8月14日

  • 日時  平成24年8月7日(火曜日)午前11時から
  • 場所  本館3階第1会議室
  • 記者数  16人

議題

  • 松山駅周辺笑顔あふれるまちづくり推進協議会について

会見内容

(市長)
 それでは、8月31日金曜日に開催します、第1回「松山駅周辺笑顔あふれるまちづくり推進協議会」についてご説明いたします。
 この会は、駅前広場や街路など基盤整備を進める松山駅とその周辺街区において、都市の拠点にふさわしい一体的なまちづくりを目指して設置するものです。1回目の会議では、会の設置目的や役割、またこれまでの事業経緯と、上位計画・関連計画における本地区の位置づけや役割などを確認し、今後の進め方について協議を行い、議論のスタートとします。
 ご案内のとおり、平成20年度に着手した松山駅周辺地区の土地区画整理事業も、おかげさまで順調に進んでおり、今年3月には、土地区画整理事業の最も重要な手続きである仮換地(かりかんち)指定を行うことができました。これにより、地権者の皆さんの移転先が決まりましたので、これまでの構想を実現するため、まちづくりの担い手である各街区の新たな地権者の皆さんとともに、将来の土地利用をどのように進めていくのか、具体的に検討を始める時機を迎えています。
 特に、新たに整備される駅前広場やその周辺街区は、本市の新たな拠点として、その場所にふさわしい土地利用や、美しく調和のある街並みの形成が求められています。
 そこで、この会において、JR四国をはじめ、JR四国車両基地跡地を取得する本市やJR貨物駅跡地を取得する愛媛県、また、周辺の民間街区の地権者など、駅前広場周辺街区の多岐にわたる地権者が一堂に会することで、市民の皆さんが期待を寄せる地区全体のまちづくりの方向性を確認して、地権者相互の情報の共有と、連携・調整を行い、まちづくりの具体化に向けた合意形成を図っていきます。
あわせてこの会の委員には、広範な議論を行うため、国などの行政機関、鉄道事業者や経済団体など関係機関、また、地元代表者とまちづくりに造詣の深い学識経験者にもご参加いただきます。
 この会での議論により、新たに整備される東西駅前広場やその周辺街路などの公共空間と一体となって地区の拠点を形づくる駅舎や車両基地、貨物駅の跡地、また、駅前広場の隣接街区で互いに相乗的な効果を発揮できる施設の整備を図ることにより、市民の皆さん誰からも愛され、また、訪れる人が自然と笑顔になるような県都松山の陸の玄関口にふさわしい本市の新たな顔づくりを進めてまいります。
 以上で、説明は終わります。

(質問)
 開発後の駅周辺地区について、観光や商業地等、どのような役割を期待しているのか。また、造りたい施設等はあるのか。
(市長)
 松山駅周辺は本市の陸の玄関口でありますので、円滑な交通結節機能を整備することで、新たな交流と賑わいを創出し、中心市街地全体の活性化に寄与できるところだと思います。いうならば「たからみがき」のまちづくりの要の地区です。
 具体的には、大きく三本の柱があります。人と情報が交流して価値や文化を相乗的に生み出すような交流拠点にふさわしい施設の整備を目指していくこと。愛媛松山の旅の始まりとしての期待感や高揚感を高める松山らしい光景を目指すこと。そして、時代が求める、都市の低炭素、省エネルギー化を目指していくことになります。
 また、松山市は昨年度から庁内に検討委員会を設けており、既設施設の移転も含めた、ふさわしい施設の在り方や整備に伴う課題の整理を行っています。今後は、市民も参加する外部の検討委員会にも諮りながら、来年度末を目途に具体的にまとめていきたいと思っています。
(質問)
 他県では大規模な商業施設ができることが多いが、松山市でも考えているのか。
(市長)
 私の個人的な考えになりますが、藻谷浩介さんという全国の各駅に行ったことがある、まちづくりに詳しい方が県美術館で講演をされたときに、大街道、銀天街と同じような施設を造ってしまっては、共倒れになってしまうのではないかと話をされていました。私も同じ考えです。
(質問)
 路面電車の延長については協議するのか。
(市長)
 路面電車の延長は松山駅から延びていくことになりますし、円滑な交通処理や景観デザインのこともありますから、協議することになると思います。
(質問)
中央公園や空港等、どこまで延長する可能性があるのか。
(市長)
 これは協議していただかないと分からないところです。
私の個人的な思いとしては、東京や大阪、福岡において空港まで地下鉄が来ているように、将来のまちづくりを考える上では、空港まで公共の交通機関、特に電車が通ることになれば良いと思っていますが、協議会の中で検討していただくものだと思っています。

(質問)
 そのための第一歩になる可能性のある協議会だと考えているのか。
(市長)
 はい。思いや目標はありますが、予算がないとできないものですから、そのあたりも考えなければいけないと思っています。
(質問)
 協議会のエリアはどのあたりまで対象としているのか。
(市長)
 東西両方の駅前広場になります。
(質問)
 現時点で、どのようなものを造りたいと思っているのか。
(市長)
 現在、はっきりイメージしているものはありません。協議会で話していただいて、良いものを頂ければと思っています。
(質問)
 統一した景観やモニュメント等、何かイメージはあるのか。
(市長)
 ヨーロッパの街並みのような統一された景観は素晴らしいと思いますので、モニュメントというよりは、統一された景観が大事だと思います。
(質問)
 都市の省エネ化について、協議会で話してほしいことはあるのか。
(市長)
 これからは「集客・集住・コンパクトシティ」がキーワードだと思います。時代の求めている、都市の低炭素、省エネルギー化に対応するため、都市機能の集約化や高気密・高断熱化、また、公共交通の利用促進をしていきます。さらに、松山サンシャインプロジェクトとも連携していきたいと思っています。

(質問)
 産廃施設レッグについて、市長自身が現地視察などを行っているが、感想を聞きたい。
(市長)
 先日、現地に行き、廃棄物が積み上げられている現状を見て、飛散や流出がないように対応しなければならないと感じました。
 水処理施設に関しましては、現在、本市による行政代執行が行われていますので、正常に稼働していることを確認し、安心したところです。
 また、処分場の擁壁に雑草が生い茂っていましたので、施設の状況把握等管理する上で、支障になってはいけないと思いましたので、草刈りをするよう指示しました。これについては8月10日ぐらいから着手すると聞いています。
 今後の対応については、専門家の皆さんによる審議会を立ち上げたばかりですから、ここでお諮りいただいたうえで検討していきます。
(質問)
 草刈りは市の担当者に指示したのか。それとも業者に指示したのか。
(市長)
 市の担当者です。
 担当が現場に来ていましたので、私が刈り取りをするよう指示しました。
(質問)
 実際に現地を見た感想を聞きたい。想像以上だと感じているのか。
(市長)
 これまで、写真や資料で報告を受けていますので、想像以上だとは思いませんでした。
(質問)
 三津の朝市について、8月開催が未定となっていた。通常であれば11日が開催日にあたるが開催されるのか。
(市長)
 現在、協議を重ねているところです。
(質問)
 開催予定日は4日後に迫っているが、いつ頃結論がでるのか。
(市長)
 開催日が迫っていますので、できるだけ早くと思っています。
(質問)
 実施または中止の方向性は決まっているのか。
(市長)
 現在、協議中ですから、現時点では申し上げられません。
(質問)
 市長自身はどう思っているのか。
(市長)
 市民に定着していますので、継続したいとは考えています。
ただ、今後については、関係先からいただいた意見を基に、さまざまな観点から開催の有無を総合的に判断したいと思っています。
(質問)
 前日までには方向性が確定するのか。
(市長)
 前日までには確定すると思います。

(質問)
 国体の競泳施設について、市としてどのように考えているのか。
(市長)
 アクアパレットのことについては、改修の必要性など、考えなければいけないことがあります。おかげさまでアクアパレットは多くの方に利用していただいていますが、改修のためには当然、工事が必要になりますので、その期間どうするのかという話も出てきます。
 今後、県と協議して決めたいと思っています。
(質問)
 年度内に決定する必要があるため、時間があまり残っていないが、今後のスケジュールを聞きたい。
(市長)
 開催に間に合わせるように、しっかりと県と市で協議していきたいと思っています。
(質問)
 アクアパレットで開催する場合の問題点について聞きたい。
(市長)
 市民の利用や工事に係る経費の問題等があります。
(質問)
 松山で水泳競技を開催したいと思っているのか
(市長)
 開催したいという思いはありますが、いろいろなハードルがありますので、それを越えることが必要だと思います。そのために県や日水連と、しっかりした協議を重ねていくことが大事だと思っています。
(質問)
 改修に係る経費がネックとなっているのか。
(市長)
 そうです。他にもあります。

(質問)
 オリンピックで柔道の中矢選手が銀メダルを獲得し、ボートの武田選手は、前回よりも順位を上げたが、感想を聞きたい。
(市長)
 まず、中矢選手ですが、決勝はリアルタイムで観戦することはできませんでした。準決勝では攻められて、試合が長引いていました。人間は弱いところがあるものですから、弱い方に流れていくのは簡単なことで、苦しいだろうなと思いながら観戦していましたが、そのような中でも、攻め続けた姿勢は本当に素晴らしいと思いました。
 中矢選手は、まだ若いので、もう一回金メダルを目指してほしいと思っています。初出場という緊張の中で、県人として28年ぶりのメダル獲得は本当に素晴らしいことだと思います。
 ボートの武田選手は、以前から知っている選手ですから応援していました。今回、コーチ役等サポート体制が無かったことを報道で聞きました。パートナーの浦選手と自分たちでさまざまなことをチェックし、ボートも自分たちで運んだという話も聞きました。せめて、選手たちが協議に集中できる環境を作ることは大事だと思いました。
 また、武田選手は愛媛国体まで現役を続けると伺っています。彼は競技をしている姿で、人にいろいろな刺激を与えてくれる選手だと思います。
 本当にお疲れさまでした、これからも応援しますという思いです。
(質問)
 中矢選手に特別な表彰をすることを考えているのか。
(市長)
 銀メダル獲得直後に、検討するよう指示しました。
(質問)
 どのような賞になるのか。
(市長)
 「かがやき松山大賞」などがありますが、もう一つ上の賞を作ることができないかと指示ました。
(質問)
 新しい賞を新設するのか。
(市長)
 どのような形になるかは分かりません。

(質問)
 道後温泉の活性化審議会について、年内残り2回の審議会を受けて、どのようなことに取り組むつもりなのか。
(市長)
 次は10月そして12月を予定していると聞いています。できるものから来年度予算に反映していきたいと思っていますので、12月には一次答申を頂きたいと思っています。
(質問)
 愚陀佛庵の再建について、その後の展開を聞きたい。
(市長)
 現在、萬翠荘周辺の地質調査を行っており、秋には調査結果が出る予定と聞いています。
 双方の事務方によって、建築基準法等に基づいて倒壊前の愚陀佛庵の風情を保ちつつ、耐震性を持った建物の再建が可能かどうかの検討を行っているところです。
 今後は、県市連絡会議を開催する段階になれば、事務局である県から発表があると思います。

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