平成24年6月23日 番町地区 安全で安心なまちづくり「愛の声かけパトロール」結団式

更新日:2012年7月17日

 皆さん、こんばんは。夜9時半を過ぎておりますのに、このようにたくさんの方にご参加いただきまして、心から感謝を申し上げます。

 先ほど、今回がちょうど10回目のパトロールにあたるというお話がありましたけれども、10年前のこの番町地区の犯罪の発生件数が1年間で1,229件でした。それが平成23年度は599件で、10年前と比較して、半分以下に減っております。これは、皆様方の継続的な取り組みのおかげであり、心からお礼申し上げます。

 さて、私からはまちづくりについて、話をさせていただきます。現在、少子高齢化とよく言われます。子どもの数が減り、高齢者が増えているという日本の流れです。これは、働く人が少なくなる、つまり税金を払う人が少なくなっていくということを意味しています。かつての高度経済成長の時代でしたら、どんどん郊外に道を伸ばしていく、下水道を伸ばしていくということができたのですが、これからの時代はそうはいかないと思います。

 そうした中ですが、松山のまちづくりには、これからも可能性が十分にあります。松山は都市の機能がまちの中心部に集約されています。そして、これからの時代に大事な公共交通機関である路面電車、バスがあります。逆に、都市の機能が集約しておらず分散していたとしたら、そして、路面電車もバスもなかったとしたら、これからの少子高齢化に向けたまちづくりというのは、非常に難しいものになっていくと思います。

 少子高齢化が進み、これからはまちに人が集まってくることが考えられますが、その要因は、まちは交通が便利であり、病院も多く立地していることなどです。また、高齢者の方が運転免許証を返納されるということもありますので、まちに人が集まってきます。しかしながら、まちは治安が悪くて、ちょっと住みにくいと思われるようでは、まちづくりが難しくなってきます。長い時間過ごす住む場所を選ぶにあたっては、治安も大事な要素だと思います。行政もしっかりやってまいりますけども、行政だけでやれることは限られます。また、これから夏休みに入り、松山に観光に来られる方も多くいらっしゃいます。市民の皆様にも、観光に来られた方にも、「安全で安心なまち松山」という印象を持っていただきたいと思いますので、どうぞ皆様方にもお力添えをいただきますよう、お願い申し上げます。

 結びになりますが、私も一緒にパトロールに参加させていただきますけれども、深夜の活動になりますので、事故のないように気をつけて、活動していただきたいと思います。

 これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

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