平成23年5月26日 市長とともに!響きあう言葉で創るスクールミーティング

更新日:2012年3月1日

 皆さん、こんにちは。松山市長の野志克仁です。

 今日は石井東小学校にやってきました。みんな、小学校6年生ですよね。うちにも小学生の子どもがいますから、僕はみんなのお父さん、お母さんと同じくらいの年だと思ってもらったら良いです。

 長い間、みんなと接している小児科の先生から教えてもらったことなんですけども、みんなの世代は、僕たちの世代と比べると、小さいときにグループで遊ぶことがとっても少なくなっているそうです。昔は年上の子と年下の子と一緒に遊ぶことがよくありました。そのときに、「僕はこんな遊びがしたいんやけど、お兄ちゃんはこういう遊びがしたい」というふうに、二つの遊びが重なると、「じゃあどっちの遊びをしようかな」とか、「工夫しようかな」とかいろいろ考えますよね。「僕はこの遊びがしたいんよ」っていうことを表現しますよね。それが少なくなってきているんです。

 今は昔と比べると子どもの数が少なくなってきていますし、塾に行っている、家でインターネットをしている、ゲームをしている、また子どもたちだけで遊ぶとちょっと危ないかなということもあって、子どもたちがグループで遊ぶことが少なくなっています。自分の気持ちを表現する力が昔と比べると乏しくなってきているんだそうです。この、自分の気持ちを表現する、自分で考えるっていう力を小学校、中学校のときに磨いていくことが大切なんです。そうしないと、指示されないと動けない大人ばっかりになってしまいます。ですから、小学校、中学校のうちに磨いておくことが大切なんです。

 自分の気持ちを表現できると、どういう良いことがあるか。自分の気持ちを表現できると、相手の素晴らしさに気付くんです。僕はこんなところが良くて、相手の子はこういうところが良いんだっていう。これを価値観っていうんだけども、いろんな人の価値観に気付きます。それと、自分の価値観にも気付きます。僕はこんなことが良いなっていうことに気付きます。あって欲しくないことだけれど、自分の価値を見出すことができなくて、「自分はちっぽけな人間なんだ」、「この世の中にいなくても良いんだ」なんて思って、自分で自分の体を傷つけたり、自分で自分の命を絶ったりということがあります。そういうことはあって欲しくないんです。だから、とにかく、みんなと話そう、人の話を聞こうということが大事になります。

 そして、みんなには自信を持って欲しいんです。それは、先日、私が、愛媛のエジソンと言われている発明家の人で、今、会社を経営している80歳を超えたおじいちゃんとお話をしていました。その愛媛のエジソンという人が、「アイデアは全て正しい」という言葉を教えてくれました。全てがすぐに実行できることことではないかもしれませんけど、「アイデアは全て正しい」です。さぁ、自身を持って!

 今日の話は、「10年後の松山を語ろう」ということですけども、「アイデアは全て正しい」です。みんな、自身を持って、そして、いろんな人の声を聞いてください。みんながどんなお話をしてくれるのか、楽しみにしております。今日はよろしくお願いします。

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