平成24年1月25日　松山市人権教育研究会における市長挨拶

　皆様、こんにちは。松山市長の野志克仁でございます。本日はこのようにたくさんの方にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

　皆様、お楽しみになさっていると思います。この後は、夜回り先生こと水谷修さんの講演が待っております。今回、水谷さんがお越しになるということで、私、水谷さんのこの本を読ませていただきました。「こどもたちへ　おとなたちへ」という本であります。この中でたくさん出てくることばがありました。それは「笑顔」であります。今日の講演のタイトルは、このように、「あした、笑顔になあれ」でございます。この「笑顔」ということばは、私が選挙の時に約束させていただいた公約にも、「一人でも多くの人を笑顔に　全国に誇れる、わがまち松山」と申し上げました。「笑顔」という気持ちは共通しております。

　皆様方、今、本当に厳しい時代を迎えております。ですので、人間、どうしても俯きがちになってしまいます。でも、俯いてしまえば、土であるとかコンクリートの色を見るだけになってしまいます。そこをがんばって上を見ることができれば、青空にも気付くでしょう。鳥のさえずりにも気付くでしょう。そして、そよ吹く風にも気付くでしょう。立ち直りも早くなるでしょう。また、応援してくれる家族の皆様、近所の皆様の顔にも出会うでしょう。そのように、周りに目を向けると、笑顔になることができます。笑顔の人としかめっ面の人、どっちの方に寄っていきたいですか。やっぱり笑顔の方に寄っていきたいですよね。笑顔になれば人が集まります。人が集まればパワーが生まれます。パワーが集まるといろんなことができます。何よりも源になるのがこの笑顔であります。

　松山市としては、皆様に笑顔になっていただける取り組みを後押ししていきたいと思っております。今日は夜回り先生のお話を聞かせていただいて、皆様に笑顔の大切さを再認識していただけたらと思っております。

　今後とも、松山市政の推進に皆様のご協力を賜りますことを私からお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。皆様、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。