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松山市井門町 個人蔵 昭和45年6月17日 指定
【解説】 豊島家住宅は、敷地面積3.137u、建物延面積975u、主屋、表門、長屋門、長屋、米倉、衣装倉、中倉等からなり、大庄屋、あるいは大庄屋格の家柄に相応しい大型民家である。主屋は、直屋(すごや)に角屋(つのや)を配した特色から、「井門の八棟造」と呼ばれている。宝暦8(1758)年の建築で、屋根の棟の形状は逆Z字型、上屋は茅葺入母屋造り、四方の屋根は本瓦葺である。屋内は居室部、居室座敷取合部、座敷部の3部からなっている。居室部は東半分を土間、西半分を床張りとして居間、奥、台所等6室、居室座敷取合部は東西に2室を設け、東面は縁構え上り口となる。巡見使等の接待に用いられた座敷部は3室で床、棚、書院を設けて、矩折り(くおり)広縁をまわすなど、欄間・建具等にも洗練された意匠がみられ書院風である。主屋は、昭和47(1972)年から昭和49年にかけて、表門ほか5棟と塀は昭和52(1977)年12月から23ヶ月をかけて、解体修理が施された。
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