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2007年03月16日
   
伊佐爾波神社本殿 1棟、附透塀 1棟

重要文化財(建造物) 

伊佐爾波神社本殿

松山市桜谷町 伊佐爾波神社
昭和31年6月28日 指定

【解説】
 伊佐爾波神社は延喜式内社に属し、中世には河野一族の湯月城鎮守として、また藩政時代には、八社八幡の一番社として崇敬が厚かった。現在の社殿は、松平松山藩3代藩主定長が江戸城における流鏑馬(やぶさめ)の成功を祈願し、その成就を感謝して建て替えたもので、寛文4(1664)年から3年の歳月を費やして竣工した。

 社殿の配置は、正面の楼門とこれに接続する回廊があり、中心線に楼門に続いて廊下・申殿(もうしどの)・本殿と配列される。奥の本殿は宇佐・石清水と並び称される「八幡造り」の建物で、後殿に三間社(桁行9間、梁間2間)切妻造の、前殿に同じく三間社流造の2棟を前後に並べ、両者の出合った軒先に共通の樋を架け、下に相の間をもつ。

 軒はニ軒(ふたのき)、屋根は桧皮葺(ひわだぶき)、棟は箱棟鬼板である。内外にわたり木部は虹梁(こうりょう)・木鼻・斗(と)きょう・蟇股(かえるまた)に至るまで丹(に)塗り・胡粉彩色が施され、正面と向拝(ごはい)の柱には金箔を貼るなど、桃山時代の華麗な作風をよく伝えている。

 透塀(すかしべい)は、申殿に始まって本殿を取囲み、折れ曲がり桁行33間、屋根は本瓦葺である。木部は丹塗り、壁上部に青塗り菱格子がはめ込まれている。

 本殿・透塀は、平成12年から14(2000〜2002)年の3か年をかけて、桧皮葺屋根の葺替え、丹塗り等の塗装などの部分修理を行っている。

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