多面的機能支払交付金

更新日:2024年3月13日

 農業・農村は、国土の保全、水源のかん養、自然環境の保全、良好な景観の形成等の多面的機能を持っており、その利益は広く国民に反映されています。
 しかし、近年の農村地域は、過疎化・高齢化・混住化等の進行によって集落機能が低下し、農地・農業用水等の資源の適切な保全管理が難しくなってきています。
 これまで、農地・水・環境保全向上対策や中山間地域等直接支払制度により、地域ぐるみで農地・農業用水等の資源の保全管理を行う取組を支援してきましたが、農業用排水路等の老朽化が進むなか、地域ではこれら施設の長寿命化のための補修・更新等をさらに効率的に行う仕組みの構築が必要となっています。
 こうした状況から、多面的機能支払交付金によって農業・農村の持つ多面的機能の維持・発揮を図るための地域の共同活動に係る支援を行い、地域資源の適切な保全管理を推進することで、農業・農村の持つ多面的機能が今後とも適切に維持・発揮されるようにするとともに、担い手農家への農地集積を後押しします。

交付金の構成

農地維持支払交付金

 農業者のみで構成される組織又は、農業者と農業者以外の地域住民を含む組織で、農用地、水路、農道等の地域資源の基礎的な保全活動や地域資源の適切な保全管理のための推進活動に対し支援を行います。

活動の一例

●農地法面の草刈り
●水路、ため池の泥上げ
●農道の路肩の維持
●保全管理構想の作成

資源向上支払交付金(共同活動)

 農業者と農業者以外の地域住民を含む組織で、水路や農道等の施設の軽微な補修・農村環境保全活動・多面的機能の増進を図る活動に対し支援を行います。

活動の一例

●水路、農道、ため池の軽微な補修
●植栽による景観形成
●地域住民との交流活動
●水質調査

資源向上支払交付金(施設の長寿命化)

 農業者のみで構成される組織又は、農業者と農業者以外の地域住民を含む組織で、老朽化が進む農地周りの農業用排水路や農道などの施設の長寿命化のための補修・更新等の活動に対し支援します。

活動の一例

●水路の漏水箇所の補修
●未舗装農道の舗装
●コンクリート水路の更新
●ゲート・バルブの更新

「農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する促進計画」について

 平成26年6月に、多面的機能支払交付金を法制化するための「農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律」が成立し、平成27年4月より施行されることとなりました。これに基づき、松山市では「農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する促進計画」を制定したのでお知らせします。

事業計画の認定及びその概要について

 松山市で多面的機能支払交付金の交付を受ける活動組織の事業計画を認定しましたので、農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律(平成26年法律第78号)第7条第6項の規定に基づき、事業計画の概要を公表します。

お問い合わせ先                                                                                                                                                                                                    

農林土木課 089-948-6577
または 愛媛県中予地方局農村整備第一課 089-941-1111(内線226)

関連情報

多面的機能支払交付金について、詳しいことをお知りになりたい方は次のページをご覧ください。

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お問い合わせ

農林水産施設整備課

〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館8階

電話:089-948-6577

E-mail:nourinsuiseibi@city.matsuyama.ehime.jp

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