腸管出血性大腸菌食中毒の防止

更新日:2024年4月1日

 腸管出血性大腸菌O157等による食中毒は、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの深刻な合併症を発症することがある、特に注意が必要な食中毒です。原因食品としては生肉などの加熱不十分な肉に限らず、二次汚染された生食用野菜などが疑われ、発生要因として調理従事者の手洗い・消毒の不徹底、食肉又は生食用野菜を取り扱うシンクや冷蔵庫等の使い分けの不徹底等が指摘される事例もあります。つきましては、大量調理施設及び多数の食事を調理し提供する施設における腸管出血性大腸菌食中毒の未然防止の観点から、下記の点に留意してください。

注意事項

1

原材料の種類により、シンク等調理設備、調理器具及び冷蔵・保管設備を適切に使い分け、加熱調理後の食品及び非加熱調理食品の二次汚染防止を徹底する。

2

調理従事者の健康管理に留意し、調理従事者を介した二次汚染の防止を図る。

3

食中毒予防対策においては、施設設備の清掃及び消毒、手洗い等、一般的な衛生管理が重要であることを再認識し、HACCPに沿った衛生管理計画及び実施記録の作成、調理従事者への衛生教育等を行う。

4

複数のメニューを多数提供する施設は、食中毒が発生した場合に喫食調査を迅速に行うことができるよう、過去のメニューの一覧表を保管する。

5

食中毒発生時には、行政の調査に協力し、必要に応じてメニュー表・顧客表・自主管理記録表等を提出する。

詳細情報

お問い合わせ

衛生検査課
・食品衛生に関すること
〒790-0813 愛媛県松山市萱町六丁目30-5 松山市保健所消防合同庁舎 1階
電話:089-911-1808
ファクス:089-923-6627
E-mail:eiseikensa@city.matsuyama.ehime.jp

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