食品による窒息事故(2008年5月)

更新日:2012年3月1日

平成20年、独立行政法人国民生活センターが「ミニカップタイプのこんにゃく入りゼリーによる事故防止のために」として、厚生労働省等に行政的対応を行なうよう要望しました。これにより特別研究「食品による窒息の現状把握と原因分析」が実施され、研究結果がまとめられました。この研究結果によると、窒息事故の原因となる食品は「もち」「ご飯」「パン」などの穀類や、「あめ」「団子」「カップ入りゼリー」などの菓子類、魚介類、果実類、肉類など多岐にわたり、また、乳幼児・高齢者等では食べ物による窒息がおきやすく、食べ物は食べやすい大きさにしてよく噛んで食べることが重要とされています。

市民の皆様へ

  • 食べ物は食べやすい大きさにして、よく噛んで食べる。
  • 食事の際は、なるべく誰かがそばにいて注意して見ている。

事業者の皆様へ

児童福祉施設、介護福祉施設及びその関係団体の皆様におかれましては、食品による窒息事故の予防の啓発を行なうとともに、食事提供の際の注意喚起を行なうよう努めてください。

つまった時の応急処置

万が一、つまったら119番通報を誰かに頼み、ただちに以下の方法でつまった物の除去を試みてください。

背部叩打法

乳幼児では、口の中に指を入れずに、乳児は片腕にうつぶせに乗せ顔を支えて、また、少し大きい子は立て膝で太ももがうつぶせにした子のみぞおちを圧迫するようにして、どちらも頭を低くして、背中のまん中を平手で4、5回叩きます。なお、腹部臓器を傷つけないよう力を加減します。

ハイムリッヒ法(腹部突き上げ法)

大人や年長児では、後ろから両腕を回し、みぞおちの下で片方の手を握り拳にして、腹部を上方へ圧迫します。この方法が行なえない場合、横向きに寝かせて、または、座って前かがみにして背部叩打法を試みます。

応急処置の詳細情報

次のリンク先に詳細な方法が図解入りで掲載されていますので、参考にしてください。

関連情報

お問い合わせ

衛生検査課
・食品衛生に関すること
〒790-0813 愛媛県松山市萱町六丁目30-5 松山市保健所消防合同庁舎 1階
電話:089-911-1808
ファクス:089-923-6627
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