松山市総合コミュニティセンター 空調設備更新工事

更新日:2022年2月8日

全景

工事概要

所在地

松山市湊町7丁目5番地

主要用途

コミュニティセンター

工期

平成27年11月~平成28年6月
延べ床面積 47,869平方メートル

所管課

スポーティングシティ推進課

新築してから約30年経過し、老朽化した空調システムをリニューアルしました。
今まで以上に快適な空間を皆さんにお届けします。

改修後の屋上の様子

リニューアル後の屋上の様子です。
ずらりと並んでいるのはモジュールチラーといい、エアコンの室外機と同じような機能を持っています。
一台あたりのエアコンの能力は家庭用のおよそ70倍です。
今回の工事ではこれを15台設置しました。快適な空間を素早く、力強く作り出します。

皆さんが普段立ち入ることができない、地下2階の様子です。
ここには、空調に関係する配管や、配管の中の冷水や温水を送り出すポンプが設置されています。
これらの機器、配管なども老朽化していたため、今回の工事でリニューアルしました。
壁の黒い部分は音を吸収する素材で、機械の運転音が外に漏れないようにするためのものです。

さて、ここで今回の工事について説明します。
リニューアル前は、冷房用にはターボ冷凍機、暖房用にはガスボイラを使用する仕組みで、それぞれに機械が必要でした。
特に冷房用のターボ冷凍機にはクーリングタワーという、機械を冷却するための巨大な装置がなくてはなりません。
このように、さまざまな種類の大きな機械が必要で、スペースも多く必要でした。
そこで今回の工事では、「モジュール型空冷ヒートポンプチラー」という最新の空調機器を採用することで、図のようにシステムを簡略化しました。
空調の負荷に応じて、複数台設置したモジュールチラーの運転台数を変更できるため、大きな機械を無駄に動かすことがなくなります。
これにより従来と比べ大幅な省エネルギーを実現しています。

工事は、すでにある機械の撤去から始まります。
大きな機械のため、地下2階で可能な限り小さく分解して搬出しました。
分解できない大きな機械は、スロープにレールを敷いて運び出しました。
搬出工事は大型クレーンの設置や、トラックが頻繁に施設に出入りするため、
皆さんの安全を配慮し、人通りの少ない夜間や休館日に行いました。

屋上に設置してあった、クーリングタワーの撤去の様子です。
クレーンで地上まで降ろしました。

基礎工事

機器を撤去した後は、新たに機械を置くための基礎を作ります。これは、屋上のモジュールチラーを置くための基礎です。
工事の計画段階において、屋上の耐震強度に問題ないことを確認しました。

基礎ができあがったら、いよいよモジュールチラーの設置です。
一台ずつクレーンでつり上げ、正確に載せていきます。

地下のポンプ設置状況

こちらは地下2階における、新しいポンプの設置状況です。

地下2階のヘッダーの様子

コミュニティセンター内のすべての空調エリアへ冷水や温水を分けて送る「ヘッダ」と呼ばれる配管部分があります。
この写真は、熱が逃げてしまわないようにするための断熱材を取付けた様子です。
断熱材の取付けは、空調の能力を無駄なく発揮させたり、配管を老朽化から守ったりするための大切な工事です。

屋上の施工前後の写真です。

こちらは地下2階の施工前と施工後の写真です。
ターボ冷凍機や蓄熱槽などが不要となり、空きスペースとして有効利用できるようになりました。
複雑な配管もなくなったため、照明が行き届き明るい空間となりました。

エントランスホール

廊下

エントランスホールや廊下など、空調の吹き出し口は色々なところにあります。
お越しの際は天井に着目して、探してみてください。

お問い合わせ

公共建築課

〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館9階

電話:089-948-6786

E-mail:kenchiku@city.matsuyama.ehime.jp

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