「ひきこもり」に関する情報
更新日:2021年12月16日
「ひきこもり」とは?
厚生労働省の定義では、「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」を「ひきこもり」といいます。
ひきこもりになるきっかけは?
成績の低下、受験や就職の失敗、職場不適応、いじめなど考えられますが、原因やきっかけがはっきりしないことも少なくありません。
「ひきこもり」とは、状態をあらわす言葉で、病気の名前ではありません。ただし、発達障害やうつ病などの精神疾患が原因のひとつである場合があります。
ご家族の方へ
ひきこもりは、ご家族にとっても大変心配なことだと思います。
「どう接すればよいのか」「本人の行き場所はないか」「自分たちが居なくなってからが心配」「病気ではないか、受診をしてほしい」「夜中に大きな声を出す、暴力や暴言が心配」など、ひきこもりの要因が様々な分、心配事も色々かと思います。ご家族だけで抱え込まず、まずは相談してみましょう。
これからの事を、長い目で一緒に考えてみませんか。
ご本人へ
「どうでもいい」「放っておいて」「どうしていいか分からない」「将来が不安」など、自分に自信が持てずに悩んだり、苦しんだり辛い思いをしているかもしれません。
もしかしたら、ふとしたきっかけで、ひきこもりから回復する日がくるかもしれません。相談する場所があることを忘れないでください。
ひきこもりの実態は?
平成28年9月に内閣府が公表した15歳から39歳のひきこもり状態にある人が全国で約54万1千人と推計され、平成30年には40歳から60歳のひきこもり状態にある人が全国で約61万3千人と推計されています。
ひきこもり等に関する調査について
松山市では、地域の中で活動される民生児童委員に御協力いただき、ひきこもり状態になっている方の状況調査を行いました。
1 調査目的
民生児童委員を対象に担当地区におけるひきこもりの状態等の方の状況を調査し、地域におけるひきこもりの方の概要を把握することで、今後の支援体制の整備を進めるための基礎資料とすることを目的として実施しました。
2 調査対象
おおむね15歳以上の方で、次に該当するものとします。
(1)社会的参加(仕事、学校、家庭以外の人との交流など)ができない状態が6か月以上続いていて、自宅にひきこもっている状態の方
(2)社会的参加ができない状態が6か月以上続いているが、時々買い物などで外出することがある方
※ただし、重度の障がい、疾病、高齢等で外出できない方は除きます。
※厚生労働科学研究「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」では、“ひきこもり”の定義は、「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学、非常勤職を含む就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6か月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態を指す現象概念」とされており、今回、この定義に該当する者と、社会的参加が出来ない状態でときどき外出する者も含めることとするため『ひきこもり等』と表記しています。
3 調査時期
(1)平成28年9月 (2)令和3年10月
4 調査方法
民生児童委員が把握している状況を調査票に記入(松山市民生児童委員協議会を通じて配布、回収)
5 調査項目
6 調査結果
相談機関の紹介
ひきこもりに悩むご本人やご家族からの相談をお受けします。
お気軽にご相談ください。
相談場所 | 相談日時 |
---|---|
松山市保健所保健予防課 |
月~金 8:30~17:15(電話・来所相談) |
相談場所 | 相談日時 |
---|---|
愛媛県心と体の健康センター |
月~金 9:00~17:00 |
KHJ愛媛県「こまどりの会」 |
ひきこもりの子どもを持つ親の会 |
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お問い合わせ
保健予防課 精神保健担当
〒790-0813 愛媛県松山市萱町6丁目30-5 松山市保健所 1階
電話:089-911-1816
