第5回中学生食の作文コンクール銀賞作品をご紹介します

更新日:2024年4月1日

中学生食の作文コンクール

 この度、公益財団法人イオンワンパーセントクラブ主催の「中学生食の作文コンクール」で、愛媛県立松山西中等教育学校2年 山内琴心さんの作品が銀賞に選ばれましたので、ご紹介します。
 2021年は、環境負荷や食料不足など社会全体に影響があるとされる『「食品ロス」-もったいないを減らそう-」をテーマに作文を募集し、中学生7,952名から応募がありました外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。(公式サイトはこちら) (外部サイト)

 なお、地域の活性化と市民サービスを高めるため、 新規ウインドウで開きます。松山市はイオン株式会社と包括連携協定を締結しています。

※公益財団法人イオンワンパーセントクラブとは
 イオングループの主要企業が税引前利益の1%相当額を拠出し、「次代を担う青少年の健全な育成」、「諸外国との友好親善の促進」、「地域社会の持続的発展」を3つの柱となる事業として活動しています。

作品紹介

『食品ロスを削減するために』

愛媛県立松山西中等教育学校 二年 山内 琴心

 私は中学一年生、二年生と給食委員会に所属しています。なぜ二年続けて給食委員になったのかというと仕事が多くて大変ではありますがその分、やりがいがあるからです。四時間目の授業が終わるとすばやく給食エプロンに着替えて給食準備室へ向かいます。準備室ではそれぞれに役割があり、一年生の時は牛乳係、二年生ではおかず係になりました。おかず係になったことで、食器が返却されるときに多くのクラスが残食をしていることが分かりました。そして、その残食が捨てられていく光景を見て、いつも悲しい気持ちになります。給食は調理場で朝早くから調理員さんが時間をかけて一生懸命作ってくださっています。もし、自分が 作った料理が捨てられるのを見るとどんな気持ちになるでしょうか。誰だって悲しく切ない気持ちになります。そう考えると、調理員の皆さんや農家の方々、食材にかかわっている全ての方々に本当に申し訳ない気持ちになります。あたり前のように給食を食べるのではなく、感謝の気持ちをもって食べれば残食もなくせると思います。私は給食委員に入ったことで給食の大切さなどを強く感じました。

 以前、私のクラスで残食がとても多いときがありました。いつもなら残食ゼロなのですが、その日は担任の先生が出張でいませんでした。残食になった理由は、配膳する量が考えられていなかったことと先生がいつも残食を配ってくださっていたからです。残食をなくそうとおかわりを何回もする人もいましたが無理でした。私はこのままではいけないと強く思い、今度こそ残食をゼロにするために同じ給食委員の人と手分けして一人一人におかずを配りました。そして、残食をゼロにすることができました。私は、この時に誰かが動いたり呼びかけるその一つの行動で残食をなくすことはできると思いました。これからも給食委員としてクラスのために進んで行動していきたいと思います。

 また、私の家族がよく行くスーパーマーケットでは、賞味期限や消費期限の近い食品を割引きにした上で、専用のシールが貼られており、そのシールを十枚集めると、お菓子やジュースなどの商品一つと交換してもらえます。これは食品ロスを削減するために行われているもので、販売者も消費者も両方にメリットがあり、よく考えられていると思います。このような取り組みが増えて、一人一人が意識をして行動すれば食品ロスも減らせると思います。そして、それぞれの家庭でも食品ロスができるだけ出ないように必要な食品だけを買ったり、食べられる量だけをお皿につぐなどのできることからしていけばいいと思います。私も、食品を無駄にしないようにいつも頭において感謝の気持ちを持ってこれからも食べていきたいと思います。

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