津波被害者0を目指して

更新日:2022年2月22日

津波に負けない松山市をつくる

 西消防署の管内には、北は高浜地区から南は垣生地区、さらに、中島地区や興居島地区の島しょ部を含め多くの海岸線を有しています。その距離は約142kmにもなり、松山市の約8割の海岸線を管轄しています。
 このように多くの海岸線を有している西消防署は、南海トラフを震源とする地震が発生すると津波の危機にさらされます。津波の本当の怖さを知ることが、津波から命を守る第一歩になります。津波に対して正しい知識を持ち、みなさんで津波に強い松山市をつくっていきましょう。

あなたは何センチの津波まで耐えられますか?

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、津波により多くの犠牲者が発生しました。そして、平成25年6月10日に愛媛県は新たに最高津波水位の想定を発表しました。それによると松山港では3.8m、由良町では3.9mの想定になりました。この想定を見てみなさんはどう思いますか?そして、みなさんはどれくらいの津波なら耐えられると思いますか?下のリンクをクリックして津波の実験映像を見てみましょう。

動画説明写真
「津波の怖さ 知ってますか?」6分50秒部分の実験

津波警報、注意報について
  高さの区分 予想される津波の高さ(数値) 巨大地震の場合の表現
大津波警報

10m~

10m超 巨大
大津波警報

5m~10m

10m 巨大
大津波警報 3m~5m 5m 巨大
津波警報 1m~3m 3m 高い
津波注意報 20cm~1m 1m (表記なし)

平成25年3月7日から新しい津波警報の運用が始まっています。

松山市の最高津波水位
  最高津波水位(T.Pm) うち朔望平均満潮位 うち津波波高

由良町

3.9m 1.8m 2.1m
松山港 3.8m 1.8m 2.0m
津波到達時間(分)
 

±20cm※1

+1m※2

+2m 最高津波水位
松山市 4 115 198 199
松山港 6 115 139
堀江港 6 151 203
北条港 5 155 159

※1:必ずしも震源域から伝播してくる直接的な津波の影響を示すものではありません。
※2:津波水位から初期潮位を引いた波高が+1mになった時間です。(+2m以上も同様)

 映像では、40cmの津波でも耐え切れず流されていました。40cm以下でも流される可能性があり大変危険です。さらに、 1mの津波で木造家屋は部分的に破壊され、2mでは全壊すると言われています。
 津波で流されないようにするためには、津波から逃げなければなりません。そのためには、少しでも高い場所に避難するしかないのです。

 そして、松山港では3.8mの津波が到達するまでに139分の時間を要しますが、±20cmの海面変動が起きるのは松山市で4分後となっています。地震発生後は絶対に海岸に近づかないようにしましょう。

 津波の本当の怖さを理解し、みなさんの力で、津波被害者0を目指しましょう。

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お問い合わせ

西消防署

〒791-8061 愛媛県松山市三津三丁目4番23号

電話:089-951-0894

E-mail:sbnisi@city.matsuyama.ehime.jp

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