連立式天守と本丸広場

更新日:2022年2月1日

連立式天守とは


松山城本丸本壇航空写真

城郭の象徴である天守の構成分類の一つで、天守・小天守・櫓を四方に配置し、渡櫓でつなぐ形式をいいます。建物で仕切られた中庭ができるのが特徴で、厳重な防備手法であるため天守防衛の究極の姿であるとも言われており、「現存12天守」の中では、姫路城と同じ構成となっています。

なお、天守の構造分類としては望楼型(ぼうろうがた)層塔型(そうとうがた)があり、石垣などの土木技術の進歩とともに、天守建築構造は、武者走りなどの防備の工夫をより高めることができ、工期を短縮できる層塔型へ移行しています。

松山城は、日本で最後の完全な城郭建築(桃山文化様式)として、層塔型天守の完成した構造形式を示していると言われています。

(江戸幕府の武家諸法度は、天守の新築はもとより増改築も厳しく取り締まっていたため、天災などで失った天守の再建を断念した城郭もありました。

しかも、将軍家の居城であった江戸城や大坂城の天守も再建されることがなかったため、何とか再建の許しを得ても幕府に遠慮して「御三階櫓」と名乗ったりするご時世でした。

このような中、防備が厳重な連立式の本格的な大小の天守群の建造を、幕末に松山城ができたのは不思議とも言えます。本壇に切込みハギの石垣を用いるなど、初代の加藤氏普請時より格段に精度の高い築城だと考えられています。)


松山城天守(重要文化財)

松山城の本丸広場


松山城本丸広場

松山城天守のある本丸広場は、都市公園となっているため、憩いの場として4月から10月は朝5時から夜21時までの間、11月から3月は朝5時半から夜21時までの間、開放されています。
朝、ラジオ体操などをしている方もいます。

松山城天守のライトアップ


夜間ライトアップ

毎夜、日没から夜11時まで、松山のシンボルとしてライトアップを実施しています。
夜空に浮かび上がる天守、迫力ある石垣などその幻想的な雰囲気を市内各所からお楽しみください。

※設備点検等のため、消灯することがあります。

お問い合わせ

観光・国際交流課

〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館8階

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E-mail:kanko@city.matsuyama.ehime.jp

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