木造達磨大師坐像 1躯、木造百丈禅師倚像 1躯、三牌

更新日:2012年3月1日

「木造達磨大師(だるまだいし)坐像、木造百丈禅師(ひゃくじょうぜんじ)倚像、三牌(さんぱい)」について

三牌

文化財の区分

松山市指定有形文化財(彫刻)

指定(登録)年月日

昭和55年6月10日 指定

所在地及び所有者(管理者)

松山市善応寺 善応寺

解説

 善応寺は、建武2年(1335年)に伊予国の守護・河野通盛が、本拠地土居館(どいやかた)を湯築城に移すとともに、それまで住みなれた土居館(どいやかた)を京都の東福寺に擬して創建されたものである。
 この坐像と倚像は善応寺の創建当初、本尊仏三尊と共に造像されたもので、寺伝によれば安阿弥(あんあみ)作とある。本尊の釈迦三尊は愛媛県指定文化財となっている。
 禅宗では釈迦三尊に加え達磨大師・大権修利菩薩を一堂に祀るのが定めであるが完全な姿で残っているのは珍しい。両像とも桧材の寄木造である。釈迦三尊とともに、京都国宝修理所で修理が施された。
 三牌は、中央のものが1m、両脇のものが0.9m、中央が「今上皇帝聖躬万歳」、両脇のものには「南方火徳星君聖衆」「檀那本命元辰星汁」と記されている。善応寺開山正堂・士顕の法兄である広智国師(こうちこくし)の真跡(真筆)と縁起書にある。広智国師は鎌倉の円覚寺・建長寺、京都の東福寺に住した偉僧である。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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