鍵谷カナ頌功堂

更新日:2021年5月12日

鍵谷(かぎや)カナ頌功堂(しょうこうどう)」について

鍵谷カナ頌功堂

文化財の区分

国登録文化財(建造物)

指定(登録)年月日

平成13年8月28日 登録

所在地及び所有者(管理者)

解説

 伊予絣の創設者、鍵谷カナの功績を讃え、昭和4年(1929年)に、伊予織物同業組合が建設、鉄筋コンクリート造りで、8本のエンタシスをもつ柱が本瓦葺の八角屋根を支えている。中央に頌功碑を納める。
 カナの遺徳を偲び、命日である5月28日に、地域の人々によって鍵谷祭が開かれ、絣織物や古くからの絣柄の展示、小中学生の俳句の発表、句碑巡りなどが行われている。

鍵谷カナ   天明2年(1782年)~元治元年(1864年)
 伊予郡垣生村今出(松山市西垣生町)生まれ、長じて同村小野山藤八に嫁し、当時農家の副業であった伊予結城(伊予縞)という縞木綿の生産に従事していた。
 享和年間(1801年~1803年)に、わら屋根に使った古竹にできた縄目の跡にヒントを得て、新しい絣模様を織る方法を発案した。伊予絣の考案者である。墓は長楽寺(西垣生町)にあり、愛媛県の史跡に指定されている。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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