「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」の概要を発表します

更新日:2021年7月13日

発表内容

目的

 道後温泉は、日本最古といわれる温泉です。そのシンボル道後温泉本館は、現在その貴重な宝を未来に受け継ぐため、令和6年末の完了を目指し、営業しながら保存修理工事をしています。
 令和3年7月15日から後期保存修理期間の営業に移行し、令和5年度までの3年間、新しい活性化事業「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」を実施します。
 コンセプトは、「stay hot,stay creative」です。道後温泉では、これまで多くの芸術家が創造力を羽ばたかせ、熱を放出してきました。再び、「アート×人×温泉」の熱量で、道後温泉を、日本を、世界を温めたいという思いを込めています。
 新型コロナウイルス感染症の状況を考慮しながら、今年は「地熱づくり」をコンセプトに、地元の集客や地域の活力を形成する関係人口づくりを進めます。
 令和4年度は、コロナ禍が本格的に回復するタイミングと想定し、「道後オンセナート2022」を開催します。令和5年度は、インバウンドの獲得を目指し、「(仮称)国際クラフトフェア」を開催する予定です。

みんなの道後温泉 活性化プロジェクト

【コンセプト】 「stay hot,stay creative」
【事業期間】 令和3年5月 ~ 令和6年3月31日
【展開場所】 道後温泉エリア全体
【主催】 未来へつなぐ道後まちづくり実行委員会
【企画プロデュース】 スパイラル/株式会社ワコールアートセンター

シンボルデザイン

【デザイン】 グラフィックデザイナー 小林 一毅 (こばやし いっき)
【コンセプト】 「道後の地熱は、人の熱」
まちづくりの主役は「人」であることに着目し、「人」の顔と、温泉の「泡」をモチーフにしたキャラクターが、使用するシーンによって、さまざまな形に変化し、道後のまちを彩ります。

小林 一毅

グラフィックデザイナー。1992年滋賀県彦根市生まれ。2015年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。資生堂クリエイティブ本部を経て2019年に独立。東京TDC賞、JAGDA新人賞、日本パッケージデザイン大賞銀賞、Pentawards Silver受賞。

コメント

●グラフィックデザイナー 小林 一毅 氏
道後温泉がたっぷり温まる湯治場であり、かつ文化的にも熱量のある場所となっている背景には、この温泉にかける人の熱量が古代から引き継がれていることが大きく作用しているのではないでしょうか。
つまり、道後温泉は人の熱量によって温められている湯治場なのです。このプロジェクトが温めるのは温泉だけではありません。人の熱で道後の街全体を温めて心の芯まで温まってもらいましょう。
プロジェクトのキービジュアルは道後を温める街の人たちの顔であり、温泉の泡たちをキャラクターにしたものです。人の顔も、温泉の泡も、同じ形は一つとしてありません。
全てに個性があり、表情があります。これは様々な個性を尊重し、協調し合う姿勢の表現であり、一人一人が松山の顔であることを象徴する表現なのです。

●ディレクター スパイラル 大田 佳栄 氏
今回のプロジェクトは、単なる集客イベントではなく、持続的、自律的なまちづくり事業として構築しており、小林氏のデザインは、プロジェクトの主旨を踏まえ、 まちづくりの主役は「人」であることに着目している。「人」の顔をモチーフにした図案は同時に、お湯の泡も表現し、道後の熱気を伝えている。

道後温泉本館 素屋根テント膜

【期間】 令和3年12月下旬 ~ 令和6年12月(予定)
 ※保存修理工事の進捗で、変更する場合があります。
【場所】 道後温泉本館 (松山市道後湯之町5番6号)
【アーティスト】 大竹 伸朗 (おおたけ しんろう)
【内容】 後期工事で使用する本館の素屋根テント膜に、愛媛県宇和島市を拠点に創作活動を行う世界的美術家・大竹伸朗さんの作品がプリントされ、期間中、道後温泉の新しいシンボルになります。

ハダカヒロバ

【期間】 令和3年9月24日(金曜日) ~ 令和6年2月29日(木曜日)
【場所】 道後温泉別館 飛鳥乃湯泉 中庭 (松山市道後湯之町19番22号)
【アーティスト】 蜷川 実花 (にながわ みか)
【内容】 飛鳥乃湯泉の中庭を、「ハダカヒロバ」として、さまざまなパフォーマンスやイベントを組み合わせ、道後の活力と交流を生み出し、こころもハダカになって道後温泉を楽しむ舞台になります。写真家・映画監督の蜷川実花さんの写真が広場を彩り、フォトスポットとして、また、さまざまなイベントが行われるフリースペースとして活用されます。

だまし絵・歴史絵巻

【期間】 令和3年9月24日(金曜日) ~ 令和6年2月29日(木曜日)
【場所】 本館東側広場 振鷺亭 (松山市道後湯月町4)
【アーティスト】 隅川 雄二 (すみかわ ゆうじ)
【内容】 道後温泉本館の東側広場の「振鷺亭(しんろてい)」で、道後温泉の歴史絵巻をテーマに、松山市在住のテクニカルイラストレーター 隅川雄二さんの作品を展示します。隅川さんは飛鳥乃湯泉の2階大広間休憩室に展示している、「現代版 道後温泉絵図」の制作者です。工事の情報を発信するほか、隅川さんのだまし絵の技法を生かしたイラスト作品はユニークなフォトブースとしても楽しめます。

クリエイティブステイ公募プログラム

【公募期間】 令和3年8月1日(日曜日) 午前10時 ~ 令和3年9月30日(木曜日) 午後5時
【募集対象】 20歳以上の愛媛県松山市以外で国内に在住している文化、芸術分野のクリエイター
 ※個人、グループを問いません。
【募集人数】 50名程度
【実施期間】 令和3年11月8日(月曜日) ~ 令和4年1月31日(月曜日)
※令和3年12月27日(月曜日)~令和4年1月3日(月曜日)を除く。
【内容】 公募で選ばれたアート、デザイン、映像、パフォーマンス、文芸、食など文化、芸術分野の約50名のクリエイターが道後温泉地区に1~2週間程度滞在し、地域の歴史、文化、人、風景などに触れながら創作や交流活動を行います。
 滞在の最後には、道後温泉や滞在期間中に交流した人たちに向けたビデオメッセージを作成し、後日YouTubeで公開します。
 道後温泉で文化芸術活動を行う人材を発掘するほか、多様な視点や感性を通して道後温泉をPRしてもらい、観光振興や関係人口づくりを進めます。

関係人口サミット

【日程】 令和3年10月3日(日曜日)
【内容】 国内の関係人口のキーマンが道後に集まり、最先端の議論を、公開ディスカッションします。関心をもって道後に関わってくれる方々と、互いに成長していくような、ひらかれた地域であることを広く知ってもらうための、「地熱づくり」のシンボル事業です。関係人口のリーディングメディアであるSDGsマガジン「ソトコト」と連携します。

ボディケアツーリズム実証実験

【期間】 令和3年11月中旬 ~ 令和4年1月(予定)
【内容】 人体の測定データを基にした科学的な「佇まい研究」を続けるワコール人間科学研究所との共同で、道後温泉独自の新しい観光商品として、湯治体験を作るプロジェクトです。 令和3年度は、参加者約10名が商品開発に向けた実証実験を、道後温泉旅館協同組合と連携して実施します。

取材対応、問い合わせ

アーティストへの直接の取材はお控えください。
取材の申し込みは、未来へつなぐ道後まちづくり実行委員会事務局(松山市役所道後温泉事務所内)に連絡してください。
【問い合わせ】 電話:089-921-6464  FAX:934-3415
          住所:松山市道後湯之町4-30 (松山市役所道後温泉事務所内)

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://dogoonsenart.com(外部サイト)) ※令和3年7月13日(火曜日)正午公開

お問い合わせ

道後温泉事務所
〒790-0842 松山市道後湯之町4-30
担当課長:山下 勝義
担当執行リーダー:菅 潤治
電話:089-921-6464
E-mail:dogojimu@city.matsuyama.ehime.jp

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