開館40周年・子規没後120年祭 令和3年度春季特別展「つたえ、つなぐ―松山の子規顕彰ヒストリー―」を開催します

更新日:2021年5月28日

発表内容

目的

 今年、令和3年は、子規没後120年目の記念の年です。また、子規記念博物館は、昭和56年4月2日に開館し、開館40周年を迎えました。この40年間で収集した資料は約7万点を数え、資料を調査や研究して、その成果を発信し、子規研究と顕彰の拠点としての役割を果たしてきました。開館40周年・子規没後120年祭を記念し、松山での子規顕彰のあゆみにスポットをあてた特別展を開催します。
 明治35(1902)年9月19日、子規は34歳11ヵ月の生涯を閉じます。その死は、郷里松山で驚きと悲しみをもって受け止められ、子規の遺髪が東京から持ち帰られ、市内の正宗寺(しょうじゅうじ)で埋葬式が催されました。それ以降、毎年の子規の命日に子規を偲んだ催しが執り行われたものの、大正、昭和と時代が移る中で、松山での子規の存在は徐々に風化していきました。
 その状況を憂い、松山で子規顕彰活動に力を尽くしたのが、子規の親友で子規派の俳人でもあった柳原極堂でした。昭和7(1932)年から俳誌「鶏頭(けいとう)」に「子規と其(そ)の郷里松山」を連載するなど子規顕彰に注力していた極堂は、昭和17(1942)年に東京から松山に戻り、本格的な活動に乗り出します。翌18年には子規顕彰の組織「松山子規会」を立ち上げ、子規の五十回忌に当たる昭和26(1951)年には「子規五十年祭」の開催に奔走し、市民を挙げて子規を顕彰する気運を醸成するため、力を尽くしました。極堂の活動は着実に実を結び、その営みは当館にも受け継がれ、松山では現在も故郷を代表する偉人として「正岡子規」が愛され続けています。
 今回の特別展では、子規顕彰活動の礎を築いた柳原極堂がその活動を綴った日記やノート、また、松山子規会設立当時の活動を記録した資料や「子規五十年祭」の様子を物語る資料などを展示し、松山で時代を超えて紡がれてきた子規顕彰活動の実像に迫ります。

会期

令和3年6月2日(水曜日)から令和3年7月19日(月曜日)まで
※令和3年6月1日(火曜日)は休館日です。
【休館日】 
令和3年6月8日、15日、22日、29日、7月6日 ※いずれも火曜日
【開館時間】
午前9時から午後6時まで ※展示室入場は午後5時30分まで

会場

松山市立子規記念博物館 3階特別展示室

観覧料

個人200円、団体160円、65歳以上100円、高校生以下 無料
※常設展とセットで特別展の観覧券を購入する場合、特別展の観覧料は2割引です。
※子規博友の会会員が特別展の観覧券を購入する場合、特別展の観覧料は2割引です。

学芸員のギャラリートークと関連講座

【ギャラリートーク】
日時:令和3年6月6日(日曜日)、6月20日(日曜日)、7月4日(日曜日)
    午前10時30分から午前11時20分まで
場所:3階特別展示室 ※聴講には特別展の観覧券が必要です。

【関連講座】
演題:「柳原極堂が目指した、子規顕彰のカタチ」
日時:令和3年7月11日(日曜日) 午前10時30分から正午まで
場所:1階視聴覚室 ※聴講無料です。

※ギャラリートークと関連講座は、新型コロナウイルス感染症の状況で、中止または入場制限などする場合があります。

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お問い合わせ

子規記念博物館
松山市道後公園1-30
館長:芳野 昌宏
担当執行リーダー:平岡 瑛二
電話:089-931-5566
E-mail:sikihaku@city.matsuyama.ehime.jp

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