「愛媛県朝日谷二号墳出土品」が国の重要文化財に指定されます

更新日:2020年3月12日

発表内容

内容

 文化庁文化審議会は、松山市が所有し松山市考古館で保管する「愛媛県朝日谷二号墳出土品」を国の重要文化財(考古資料)に指定するよう、文部科学大臣に答申しました。
 後日、官報告示を経て指定されると、松山市内で初めて、愛媛県内では国宝「伊予国奈良原山経塚出土品」に続き82年ぶり2件目の国指定文化財(考古資料)になります。

答申日

令和2年3月19日(木曜日)

答申された文化財

1.種別 重要文化財(考古資料)
2.名称 愛媛県朝日谷二号墳出土品
3.員数 銅鏡2面、銅鏃44点、鉄製品35点、ガラス小玉4点、附(つけたり)土師器残欠17点

 4.特徴評価
 ●松山市朝日ヶ丘の瀬戸内海を一望できる大峰ヶ台丘陵の尾根上に位置する全長約25mの前方後円墳から出土した資料の一括。
 ●2面の銅鏡は中国からの舶載鏡で、意図的に分割した状況で副葬されており、折り曲げた状態で副葬された鉄刀とともに当時の葬送儀礼の一端を示す。
 ●大和王権との繋がりを示す銅鏃と鉄鏃は数が多く遺存状態が優れている。
 ●瀬戸内地域の古墳時代の開始と、その様相を解明するために欠かせない学術的価値の高い資料である。
 5.所有者 松山市
 6.所在地 松山市南斎院町(松山市考古館)

報道機関の皆さんへのお知らせ

 ●文化庁文化審議会が審査しており、現物は松山になく、5月下旬に返却されます。希望される場合は写真をデータで提供します。
 ●国から現物が返却されたあと、松山市考古館で特別公開します。詳細は決定次第お知らせします。
 ●朝日谷2号墳本体は、既に削平されており、現存していません。

お問い合わせ

課名:松山市教育委員会事務局文化財課
所在地:松山市三番町六丁目6-1
課長:渡部 浩典
担当執行リーダー:岸見 泰宏
電話:089‐948‐6891
E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

本文ここまで

サブナビゲーションここから

2020年3月

情報が見つからないときは

よくある質問

広告枠

サブナビゲーションここまで