第65回特別企画展「子規と草花‐命の輝き‐」を開催します

更新日:2019年7月22日

発表内容

目的

 「花は我が世界にして、草花は我が命なり」という言葉を残した正岡子規。子規は幼い頃から草花を愛し、晩年も東京根岸の子規庵の庭でさまざまな草花を栽培し、植物の世界に親しみました。
 子規が自宅の庭の草花に本格的に関心を寄せるようになったのは、難病・脊椎カリエスのため自由な外出が難しくなった頃のことでした。子規庵の庭にさまざまな植物が植えられ、四季折々の草花は子規の目を大いに楽しませました。病床の子規の視界に合せるように、大鳥籠やヘチマ棚も設けられたこの庭は、歩行の自由を失っていた子規にとって、まさに小さな宇宙でした。
 また庭や病床を彩った草花は、子規の文学活動の大切な糧になり、さらに晩年の子規が何よりの楽しみとした写生画の題材にもなりました。死期の迫った明治35年頃、子規は麻痺剤の助けを借りながら、草花を見つめ、写生画を描き上げることで、最後の命をつないでいきました。
 今回の特別企画展では、子規と草花の関わりを物語る資料や、植物を題材にした子規の俳句、短歌、新体詩や写生画の作品などを展示し、大の草花好きであった子規の新たな素顔を紹介します。

会期

令和元年8月3日(土曜日)から令和元年9月9日(月曜日)まで
開館時間 午前9時から午後6時まで(展示室入場は午後5時30分まで)
休館日   令和元年8月6日、20日、27日、9月3日(いずれも火曜日)

会場

松山市立子規記念博物館 3階特別展示室

観覧料

個人400円、団体320円、65歳以上200円、小中高校生 無料
※常設展とセットで特別企画展の観覧券を購入する場合、特別企画展の観覧料は2割引です。
※子規博友の会会員が特別企画展の観覧券を購入する場合、特別企画展の観覧料は2割引です。

学芸員のギャラリートーク

【日時】 令和元年8月11日(日曜日)、25日(日曜日) 午前10時30分~午前11時20分
【場所】 松山市立子規記念博物館 3階特別展示室
※聴講には特別企画展の観覧券が必要です

記念講演 「俳句と植物」

【日時】 令和元年8月24日(土曜日) 午後2時~午後3時30分
【場所】 松山市立子規記念博物館 1階視聴覚室
【講師】 宇多喜代子氏(俳人、現代俳句協会特別顧問)
現代俳句界の第一人者として活躍し、俳句史研究や歳時記に関する著作も多く執筆されている宇多喜代子先生に、実作者の視点から俳句と植物についてお話しいただきます。     
※入場無料 定員約90名

関連講座

特別企画展の見どころや背景などを担当学芸員が分かりやすく解説します。
【日時】 令和元年9月8日(日曜日) 午前10時30分~午前11時30分
【場所】 松山市立子規記念博物館 1階視聴覚室
※入場無料

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お問い合わせ

子規記念博物館
松山市道後公園1-30
所長:岡田 真
担当執行リーダー:平岡 瑛二
電話:089-931-5566
E-mail:sikihaku@city.matsuyama.ehime.jp

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2019年7月

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