子規記念博物館常設展示室特集コーナー「柳原極堂の晩年―子規顕彰に生きる―」を開催します
更新日:2015年4月23日
発表内容
内容
子規記念博物館の3階常設展示室の特集コーナーを展示替えします。
柳原極堂(きょくどう)(1867~1957)は、松山出身の俳人です。子規とは少年時代からの友人で、新聞社に勤務するかたわら子規から俳句を学び、また松山で子規派の俳句雑誌「ほとゝぎす」を創刊するなど、子規の文学活動を支えました。
その極堂は晩年、子規の研究と顕彰に没頭しました。特に、昭和18年に彼が刊行した『友人子規』は子規研究の基本文献として、今日まで多くの人に読み継がれています。また「松山子規会」の創設や文学碑の建立など、極堂は子規の業績を語り継ぎ、広めることに尽力しました。
今回の特集コーナーでは、柳原極堂の晩年にスポットを当て、子規顕彰に余生を捧げた彼の足跡を物語る様々な資料を紹介します。
会期
平成27年5月2日(土曜日)~9月下旬(予定)
場所
松山市立子規記念博物館 3階常設展示室 特集コーナー
主な出展資料
晩年の柳原極堂
・ 柳原極堂句「月已に芭蕉の影のしかとあり」 軸幅
・ 井手淳二郎画 柳原極堂肖像画 軸幅
・ 柳原極堂筆『友人子規』執筆のためのノート 手帳
・ 柳原極堂著『友人子規』 刊本
・ 空襲で罹災した柳原極堂の蔵書 刊本・雑誌
・ 柳原極堂句「感無量まだ生きて居て子規祭る」 短冊
・ 柳原極堂句「吾生はへちまのつるの行き処」(複製) 色紙 ほか
お問い合わせ
子規記念博物館
〒790-0857 松山市道後公園1-30
課長:若江俊二
担当執行リーダー:池内伸二
電話:089-931-5566
E-mail:sikihaku@city.matsuyama.ehime.jp