河東碧梧桐生誕150年 令和5年新春特別展「子規と河東家―碧梧桐を育んだ絆―」を開催します

更新日:2022年12月16日

発表内容

目的

 令和5年は、俳人 河東碧梧桐(かわひがし へきごとう)の生誕150年です。碧梧桐と子規とのつながりは、碧梧桐の父の河東静渓(かわひがし せいけい)や兄の竹村鍛(たけむら きとう)、河東銓(かわひがし せん)が子規と親しく交流する中で始まります。
 河東静渓は松山藩屈指の漢学者で、明治維新後は私塾「千舟学舎」を開いて子弟教育に尽力します。静渓は、松山中学校時代の子規や友人たちに漢詩や漢学を指導しました。静渓と子規の親子のような交流は、子規が上京した後も続きました。
 静渓の三男の竹村鍛は子規より2歳年上で、漢詩文に優れ、子規にとっては頼もしい兄のような存在でした。また静渓の四男の河東銓は子規の親友で、若くして可全という俳号で子規に俳句を学びました。
 そして静渓の五男が碧梧桐です。明治22年にベースボールをきっかけに子規と親しくなり、以後、人生の先輩として子規に心酔し、俳句や小説に関し忌憚のない議論を子規と交わしました。子規は碧梧桐を親身になって指導し、やがて碧梧桐は子規門の気鋭の俳人に成長します。子規の没後、碧梧桐は「新傾向俳句」を唱えて斬新な作風で俳壇に一石を投じ、「三千里」の全国行脚で共鳴者を日本中に広げました。
 特別展では、碧梧桐を新しい視点で顕彰するため、河東家の人々と子規の交流にスポットを当て、碧梧桐と子規の家族ぐるみの交流や、その中から生まれた碧梧桐の活躍を、近年の新収蔵資料を交えながら紹介します。

会期

令和4年12月24日(土曜日)から令和5年1月30日(月曜日)まで
【開館時間】午前9時から午後5時まで ※展示室入場は午後4時30分まで
【休館日】 令和4年12月27日、令和5年1月10日、17日、24日 ※いずれも火曜日

会場

松山市立子規記念博物館 3階特別展示室

観覧料

個人200円、団体160円、65歳以上100円、高校生以下無料
※常設展とセットで特別展の観覧券を購入する場合、特別展の観覧料は2割引きです
※子規博友の会会員が特別展の観覧券を購入する場合、特別展の観覧料は2割引きです

学芸員のギャラリートークと関連講座

【ギャラリートーク】
日時:令和4年12月25日(日曜日)、令和5年1月8日(日曜日)
   午前10時30分から午前11時20分まで
会場:3階特別展示室 ※聴講には特別展の観覧券が必要です。

【関連講座】
演題:少年・碧梧桐の苦闘と模索―当館所蔵の子規あて書簡から―
日時:令和5年1月29日(日曜日)午後2時から午後3時30分まで
会場:1階視聴覚室 ※入場無料です

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お問い合わせ

子規記念博物館
松山市道後公園1-30
館長:門田 泰敏
担当執行リーダー:平岡 瑛二
電話:089-931-5566
E-mail:sikihaku@city.matsuyama.ehime.jp

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2022年12月

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