「道後オンセナート2022」で、力石咲さんの作品「道後温泉系」が完成しました

更新日:2022年6月24日

発表内容

目的

 日本最古といわれる道後温泉では、本館保存修理後期工事期間中 「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」を令和6年3月まで実施しています。
 また令和4年4月28日(木曜日)から、「道後オンセナート2022」を開催しています。 
 プログラムの一つ、「オンセナートコレクション」は、国の内外で活躍するアーティストが、「いきるよろこび」をテーマに、個性的で感性豊かなアート作品を常設展示しています。

 アーティストの力石咲さんは、道後温泉 第4分湯場に「道後温泉系」を展示しています。
 オープニング時は、道後温泉本館や道後温泉旅館協同組合加盟の旅館やホテルなどで使用したタオル約400枚分を加工した作品を、建物の内部に展示しました。このタオルで、雲から雨が降り、雨が地層に溜まり、地層から滲み出て温泉になるという道後温泉の湧く仕組みや水の巡りを表現しています。
 「徐々に作品が滲み出していく様子を楽しんでもらいたい」という力石さんの思いから、新しく約400枚分のタオルで、6色のタオルをランダムにつなぎあわせ、まるで温泉が周囲に浸み出るように、入浴後に人が体をタオルで包むように、第4分湯場の外観を編みくるみ、作品が完成しました。

作品タイトル

道後温泉系

作品コンセプト

編まれたものがほどけたり、また編まれる。一本の糸の姿が変容していくという編み物の特性は、人の生きる姿や自然現象など世の中のあらゆる事象に通じると語る作者が、その変容性を活かして道後温泉の成り立ちをジオラマで表現しています。編み物の素材は道後温泉本館や道後温泉旅館協同組合加盟の旅館やホテルなどで使用したタオル800枚をリサイクルしたものを使用し、愛媛県内の工場で染色、裁断、縫製をしたもので編みました。建物などのジオラマ作品にはニット工場から出た残糸も使用しています。

展示期間

令和5年2月26日(日曜日)まで

展示場所

道後温泉 第4分湯場 (松山市道後湯之町7番28号)

力石 咲 (ちからいしさき)さん

1982年埼玉県生まれ。
多摩美術大学美術学部情報デザイン学科卒業。
編むという手法で、場所のネットワークにまつわるインスタレーション作品を制作している。亡くなった母に幼少時に教わった編み物を、人とつながる手掛かりとして作品制作に取り入れる。縄文時代から続く生活用品を作るための技術である編み物に、つながりを作る技術という新しい価値を見出すとともに、様々な場所や人とのつながりを希求するようになる。

主催

未来へつなぐ道後まちづくり実行委員会

(https://dogoonsenart.com) 

お問い合わせ

道後温泉事務所
〒790-0842 松山市道後湯之町4-30
担当課長:兵藤 一馬
担当執行リーダー:菅 潤治
電話:089-921-6464
E-mail:dogojimu@city.matsuyama.ehime.jp

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2022年6月

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